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密着最高裁のしごと 野暮で真摯な事件簿 岩波新書1629
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784004316299 |
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密着最高裁のしごと
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■学んだこと:現地取材の重要性 ■アクション内容:現地に行って情報をとる 我が子と思いきや、赤の他人だったの章は、とても面白く、また考えさせられる内容だった。 親子その本質は、血のつながりか、育てた日々か。 DNA鑑定されたら、科学的に親子が分かっているわけだから、法律も変わっていくと思ったら、そう一筋縄ではいかない。確かに考えてみたら、そうだよなと。 「あなたの子どもじゃない、なんて言われても、一度でも抱き上げたら、情は移ります。それなのに離婚して、しかも『血がつながってない』という理由で子どもとさえ離れ離れになるなんて、つらすぎます」。写真を撮った時のエピソードなども交えながら、何度も何度も「つらい」という言葉を繰り返しました。 北海道まで行き、直接本人に会い話まで聞きにいっているからこそ、行き着く考察。 親子って何かという事を考えさせられると共に、法律とは、憲法とは、何かについても深く考えさせられた。これは、良本です。
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普段ニュースでしか意識しない最高裁だが、人の下に法があるのではなく、法の下に人がいて、それに一番従順なのが最高裁だという。例えば婚姻後の男女はどちらか片方の性を名乗るという法がある限り、男女別姓は合法だという判決を出すのはかなり難しいらしい。ジェンダー論や少子化対策を早急に進める...
普段ニュースでしか意識しない最高裁だが、人の下に法があるのではなく、法の下に人がいて、それに一番従順なのが最高裁だという。例えば婚姻後の男女はどちらか片方の性を名乗るという法がある限り、男女別姓は合法だという判決を出すのはかなり難しいらしい。ジェンダー論や少子化対策を早急に進めるには婚姻後の男女別姓を認めるべきだと私は思うが、最高裁は裁判に持ち込む前に立法権を司る国会で民意を汲んだ審議を十分にすべきだという。
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民法では、結婚中にできた子の父は夫と推定される。 結婚中に他の男性との間に子どもができ、その後その男性と再婚した。DNA鑑定で親子関係は確認が取れている。 妻が子どもの戸籍上の父を、血縁上の父にするよう訴えたが、最高裁判所はこれを退けた。 市民感覚を反映させるため、裁判員制度...
民法では、結婚中にできた子の父は夫と推定される。 結婚中に他の男性との間に子どもができ、その後その男性と再婚した。DNA鑑定で親子関係は確認が取れている。 妻が子どもの戸籍上の父を、血縁上の父にするよう訴えたが、最高裁判所はこれを退けた。 市民感覚を反映させるため、裁判員制度が導入された。 強盗、強姦の常習犯が、女子大生の家に忍び込み、殺害した上に証拠隠滅のため放火する事件があった。 裁判員はその常習性、残虐性を加味し、一般的な量刑を超える、懲役15年の判決としたが、控訴の結果相場通りの10年の刑で確定した。最高裁判所もこの判決を支持した。 結果だけをヘッドラインで見ると、最高裁判所とはなんと時代遅れ、時代の情勢を理解しようとしない組織のように見える。 しかし実際には最高裁判所の裁判官は各員がコメントをしており、その内容は時代や技術と法律の枠組みの中で、公平かつ時代にあった判断をする蓄積であることが見えてくる。
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