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シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争 中公新書2393

麻田雅文(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2016/09/01
JAN 9784121023933

シベリア出兵

¥220

商品レビュー

4.2

20件のお客様レビュー

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2023/01/25

シベリア出兵についてあまり書かれていないとあとがきでは述べられていたが、その後結構書かれていると思われる。朝日新聞で紹介されていた本である。  歴史というよりも日本のシベリア出兵における政治史であるというのは、原敬日記をもとにしているのからかもしれない。  歴史の教科書に書かれて...

シベリア出兵についてあまり書かれていないとあとがきでは述べられていたが、その後結構書かれていると思われる。朝日新聞で紹介されていた本である。  歴史というよりも日本のシベリア出兵における政治史であるというのは、原敬日記をもとにしているのからかもしれない。  歴史の教科書に書かれていない詳細な記述であった。

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2022/12/25

日本でもあまり知られていないシベリア出兵について解説を入れて、時系列に何があったかが記載されている。日本の中ににも出兵の機運や、領土的野心があったことは確かで、しかしさまざまな意見があるなかで強行的なものが採用されたということなのだろう。現代の日本からは信じられないが、沿海州に親...

日本でもあまり知られていないシベリア出兵について解説を入れて、時系列に何があったかが記載されている。日本の中ににも出兵の機運や、領土的野心があったことは確かで、しかしさまざまな意見があるなかで強行的なものが採用されたということなのだろう。現代の日本からは信じられないが、沿海州に親日国家を作るという構想もあり、しかし、これが戦略的には通常なのだとも気づく。翻って、この動きが米国の警戒感を引き起こしたことも述べられている。今考えれば、この時、こうしていればと思いを巡らせてしまうが、その時々にはベストと思われる判断(もしくはそれに近い判断)だったのだろうと思う。知らなかったことを知ることができるという意味だけでも、本書は有意義と思う。

Posted by ブクログ

2022/08/29

日本は第一次世界大戦にロシア属する連合国陣営としてドイツに宣戦布告して参戦。露と親密となる。戦中ロシア革命成る。レーニンは穀物地帯ウクライナ独立を承認するなどして独と講和。戦線離脱する。独は英仏との西部戦線に専念。英仏はソ連を再戦させることで独の戦力削りを画策、日米にシベリア出兵...

日本は第一次世界大戦にロシア属する連合国陣営としてドイツに宣戦布告して参戦。露と親密となる。戦中ロシア革命成る。レーニンは穀物地帯ウクライナ独立を承認するなどして独と講和。戦線離脱する。独は英仏との西部戦線に専念。英仏はソ連を再戦させることで独の戦力削りを画策、日米にシベリア出兵を促す。元老筆頭山縣は出兵反対。刀はどうして鞘に収めるか考えた後でなければ柄に手をかけるものではないとした。田中義一率いる陸軍参謀本部は出兵に積極。米から共同出兵要請により慎重論は吹き飛び出兵。名目はチェコ軍団救出。参謀本部は米との出兵数・地域を無視。原首相は兵力削減に努力。 ww1終結後も出兵は続く。背景にはシベリア支配、北洋漁業利権への野心があった。各国が撤兵する中現地軍はウラジオ沿海を制圧。原首相の撤兵行こうとそぐわない行動にでる。日本人虐殺事件や戦死者の多さから世論は撤兵。原は暗殺され山形は死去田中は陸相を辞任し大正天皇は病気、シベリア出兵、大正時代が曲がり角を迎える。露反革命派の敗北が決定的となり加藤内閣は撤兵。日本が南サハリン領有と北サハリン開発利権を保持しソ連と講和、国交樹立となる。共産主義への警戒心から治安維持法が制定される。 戦死者たちへの土産を獲得するまでは撤兵できないという考えが7年もの長期出兵の原因である。得たものは北樺太権益であったが、結局ソ連の圧力がかかりさしたる利益はなかった。

Posted by ブクログ

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