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夢みる葦笛

上田早夕里(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2016/09/15
JAN 9784334911218

夢みる葦笛

¥550

商品レビュー

4.1

24件のお客様レビュー

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2022/04/30

SF=好奇心×想像力×創造力 そんな式が頭をよぎった。上田さんの描く小説を読んでいると、思考はどこまでも羽ばたいていけると感じる。 一種の浮遊感すら覚えるような、不思議な感覚。 正直、読んでいて怖くさえなる。 まだ見ぬ何かに想いを馳せる。 それはこんなにも自由なものかと。 人間...

SF=好奇心×想像力×創造力 そんな式が頭をよぎった。上田さんの描く小説を読んでいると、思考はどこまでも羽ばたいていけると感じる。 一種の浮遊感すら覚えるような、不思議な感覚。 正直、読んでいて怖くさえなる。 まだ見ぬ何かに想いを馳せる。 それはこんなにも自由なものかと。 人間の、地球の未来は、どう考えたって明るくない。 滅びに向かって歩んでいるようにしか見えない。 それでも、どこかに希望があると信じていたい。それを随所から感じる。 上田さんの描く生き物たちもすごく興味深い。 興味深いけれど、どれも怖い。どれとも遭遇したくない。 こんな世界を頭に描きながら、現実世界でも生きていけるものなのだろうか。そんな風に思ってしまうくらい、幅広く現実味のある物語ばかりで、圧倒された。 どれもよいけれど、「滑車の地」が一番好きかな。 この世界の、他の物語も読んでみたい。

Posted by ブクログ

2020/09/01

SFだったりホラーだったりファンタジーだったり、上田氏の短編10作品を収録した本。人間とは何かを奥深くまで追究している作品群である。表題作の「夢見る葦笛」はイソアという歌を歌う異形の生物。これが人間を魅了し、人間がどんどんイソアになっていく。人間は葦だが、イソアは葦笛ということだ...

SFだったりホラーだったりファンタジーだったり、上田氏の短編10作品を収録した本。人間とは何かを奥深くまで追究している作品群である。表題作の「夢見る葦笛」はイソアという歌を歌う異形の生物。これが人間を魅了し、人間がどんどんイソアになっていく。人間は葦だが、イソアは葦笛ということだろう。「上海フランス租界祁斉路三二〇号」は歴史小説かと思いきや、途中から一気に並行宇宙のSFになる。「アステロイド・ツリーの彼方へ」は既読作品。猫型ロボットの人工知性と人間が通わせる友情のようなものが胸を打つ。

Posted by ブクログ

2019/02/09

アマチュア音楽家の亜紀が街中で遭遇した人型の白いモノ。イソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生物の正体とは!? 日本SF大賞受賞作家の真骨頂! 人工知性、地下都市、パラレルワールド、人の夢―― あなたの想像を超える全10編を収録!

Posted by ブクログ

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