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臣女
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臣女
¥220
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商品レビュー
3.3
36件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラストがめちゃくちゃ好き。 読み終わった後の余韻がすげえ 主人公は身勝手かもしれないけど、大体の人間こんなもんじゃないかと思う。不倫どうこうとかじゃなくて。 主人公は、罪を感じていなければここまでしただろうか? 贖罪も確実に含まれていたんじゃないだろうか? ※解説読んだら贖罪無いって言ってました笑 行くとこまでいくと愛なんて破滅しか産まないんだろうか? 破滅は悪い事なのだろうか? みんな自分大切
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不思議な話だった…歪みすぎた恋愛小説でした笑 自分なら申し訳ないけどここまでの介抱は出来ないなあ。。 うんこやら紫の液体やら汚い描写が多くて笑ってしまいました。 登場人物が変な人多すぎて(主人公も)全く感情移入できない上に、何がしたいんだって人が多くて全体的に浅いな…って感じでし...
不思議な話だった…歪みすぎた恋愛小説でした笑 自分なら申し訳ないけどここまでの介抱は出来ないなあ。。 うんこやら紫の液体やら汚い描写が多くて笑ってしまいました。 登場人物が変な人多すぎて(主人公も)全く感情移入できない上に、何がしたいんだって人が多くて全体的に浅いな…って感じでした。
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このところ4冊続けて吉村萬壱先生の本を読んだ。 分冊のものを除くと、同じ作家の本をこんな風に読んだのは初めてで、それだけ惹かれるものがあったということだと思う。 この小説は、途中までは老人介護についての隠喩なのかなと的外れなことを考えながら読んでいた。少し前に読んだ「うんこ文...
このところ4冊続けて吉村萬壱先生の本を読んだ。 分冊のものを除くと、同じ作家の本をこんな風に読んだのは初めてで、それだけ惹かれるものがあったということだと思う。 この小説は、途中までは老人介護についての隠喩なのかなと的外れなことを考えながら読んでいた。少し前に読んだ「うんこ文学」の影響もあった。だが、途中から純愛がテーマだったことに気づく。 純愛と言っても、もちろん素直なものではなく、捻くれて、我が儘で、身勝手な主人公と、その主人公のために?変化を続ける妻への純愛であった。 グロテスクに変化を遂げる妻も健気で愛らしく感じる。 ただ、果たしてそれは愛だったのか、世間体を守るという身勝手さはなかったか、妻は夫の献身を求めるために変化を続けたのではないか、などいろいろな感想が湧いてくる。 そもそも人の感情はそれほど単純ではなく、色々な感情が混じり合っているものなのだということに気づかされる。それはこの作家の作品に共通している部分で、だからこそこれほど惹かれたのだろう。 続きがとても気になる。
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