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室町無頼
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室町無頼
¥220
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商品レビュー
4.1
67件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても読みやすい文体で、 あっという間に読み終えました。 最初の人物説明が長いな~と思いましたが 才蔵の修行のシーンは、中々に面白く 師匠がスターウォーズのヨーダに思えてきました。 戦いの場面は、読んでいてとても辛かった。 何故、人は戦うのか殺し合うのか、何のために死ぬのか いつも、そんな疑問が沸き上がるのだけれど、 その時代の人々が、命を燃やし尽くした生き方だった。 そんなことが、ふと心に浮かびあがりました。 師匠は、分からぬことは分からぬままで生きてゆくことだとありました。安易な答えに引きずられないように、考え続けていこうと思います。
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ふやけ切る組織 世の苦しみを知らず貪り食う幕府、宮内を転覆させようと二人の元武士が首魁となり掻き乱す一揆を起こす、一方はその阻止する軍団となる。先陣を司る無頼の人材を先見し、育て数万人の百姓らの不満と苦言を一揆にぶつけ戦う。結局、武力に勝る侍軍団には刃が立たないがその動機付けと行...
ふやけ切る組織 世の苦しみを知らず貪り食う幕府、宮内を転覆させようと二人の元武士が首魁となり掻き乱す一揆を起こす、一方はその阻止する軍団となる。先陣を司る無頼の人材を先見し、育て数万人の百姓らの不満と苦言を一揆にぶつけ戦う。結局、武力に勝る侍軍団には刃が立たないがその動機付けと行動には感服する。今の日本の国民には酷い税金を取り立て自分たちには裏金等を仕組み、金と権力を持つ腐った政治家を見るのは正に室町幕府末期の武士と宮中人に映るのは「いざという時に尻込みし、性根がふやけ切っている」に似ている。
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室町時代を背景にした歴史小説を読んだのは初めてだと思う。足利幕府も最後の頃、農村では飢饉が続き、京都の街には飢えた流れ者や浪人があふれ荒廃していた時代。主人公は、流れ者として京都にやってきた少年。最初は棒手振りをしていたのが、気がつくと棒を武器として用心棒をしていたという少年。こ...
室町時代を背景にした歴史小説を読んだのは初めてだと思う。足利幕府も最後の頃、農村では飢饉が続き、京都の街には飢えた流れ者や浪人があふれ荒廃していた時代。主人公は、流れ者として京都にやってきた少年。最初は棒手振りをしていたのが、気がつくと棒を武器として用心棒をしていたという少年。この少年の成長物語なのだが、魅力的な登場人物がたくさん登場する。荒っぽい戦いの場面が続くのだが、先が気になって、どんどん読み進めてしまう。面白かった。
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