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俗・偽恋愛小説家

森晶麿(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2016/08/05
JAN 9784022514028

俗・偽恋愛小説家

¥770

商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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2020/07/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

夢センセによる独自解釈が、童話を穢すとか貶めるとか言われても全くもって理解出来なくて、むしろぼやぼやしたある意味取るに足らないとも言える曖昧なものを、しゅんっとした価値あるきれいさに生まれ変わらせてくれるように感じてしまって でもなんか、性格が悪い的なことをことごとく言われているので、わたしも大概らしい。。 とりあえず夢センセ本人も美しいつもりで言っているらしいので、だよねー!となった。 感覚を共有出来る訳がない、食い違わせずに共同体験として括ろうとすれば当たり障りない感想に終始せねばならない、細かい分析まで始めたら結果的に相手の底の浅さが透けて別れ話に発展しかねない、とかいう考え方も、最大級にうあー!となった。 なんて明確な言葉……。凄くしっくり来る……。 (「底の浅さ」とされちゃうといかにも性格が悪い……) でも夢センセ、月子のことは「別れ話に発展」しないんだ。ふふ。 涙子のことだけじゃなく咄嗟に基本姿勢として受け取ってしまった「簡単に嫌いになることなんかできない」発言は、ちょっと結構意外だった。 でも納得もする。何だかんだ人間嫌いじゃない感じ。 優しいとか優れた人間性とか言われても、聡は、自分に都合の良い欺瞞を感じてしまってだめだったなあ……。 ……性格が悪いからかなあ。 でもなんかすごい警戒させるし。。こわいって、裏あるって、というオーラがすごい。 一巻があんなだったし、電話の声の時点でそれにはあっさりと気付いたけれど、涙子の扱いが中々にえげつなかった。 気付く前は、かなあ……、いくらなんでもイケメン無罪にも限界があるぜ?と思うちょっとしたきもちのわるさがちらほらとあって、あああ……となった。 自分と周囲をモデルにして、平然と相手目線含む(偽)恋愛小説を書いちゃう時点で、ある程度はお察しなんだけど、 それを利用した月子関連の駆け引きはふつうに見守れるんだけど、可愛くもあるんだけど、 まあその短所が、人間味だとは思う。しかたない。(なんだかんだ良い意味で) 月子が夢センセの作品を見当外れに受け取って、それを彼に当たり前のように「わかりにくい」「信じられないくらい丁寧に書かないと最近の読者は」などと言えるのは、何というかちょっと不思議だ。 とても自分基準。ある程度読書量があるからこその自信……?いや今回は、現実と合わせて結構、たぶん、わかりやすかったぞ……?自分事だとやっぱり難しいのかなあ。 夢センセはわかって欲しい、でもわかって欲しくない、みたいなわざとさでやっていそうだし(恐らく)良いんだけどもっ。 全く面倒くさい男である。……ちょっと褒めてる。

Posted by ブクログ

2019/04/12

「白雪姫に捧ぐ果実」 彼女が本当に逝った時刻は。 これだけの人数で殺るとしたら、いくら作戦をしっかりたてようと何処かで粗が出てしまいバレそうだが案外上手くいくのかもしれないな。 「ラプンツェルの涙」 一人では無かった彼女たち。 覚悟を決め舞台に立ったとはいえ事前に何か気付いてい...

「白雪姫に捧ぐ果実」 彼女が本当に逝った時刻は。 これだけの人数で殺るとしたら、いくら作戦をしっかりたてようと何処かで粗が出てしまいバレそうだが案外上手くいくのかもしれないな。 「ラプンツェルの涙」 一人では無かった彼女たち。 覚悟を決め舞台に立ったとはいえ事前に何か気付いていたのであれば、その時点で誰かに相談し少しでも警戒をしておけば未来は変わったかもしれないのにな。 「カエルの覚悟と純愛と」 自分の想いを貫き真実の愛へ。 世間からは認められる事は厳しいかもしれないが、互いの想いが一致しているのであれば周りと変わらないのだろうが片思いだと辛い事が多いだろうな。 「くるみ割り人形と旅立つ」 誘拐され危うい立ち位置にいたのは。 彼女と同じように完全に勘違いしてしまっていたが、彼の言う通り嘘ひとつも無く本当の事だけが語られていたのだけど何だか騙された気分だな。

Posted by ブクログ

2018/05/16

前回の続き。今回も似たようなテンポで話が進むので読みやすい。何度もこんな解釈があるのかぁと思ってしまう。 最後は収まるところにおさまった感じになって一安心。

Posted by ブクログ

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