使えないとアウト! 30代からはマーケティングで稼ぎなさい 2016/7/14　著：蛭川 速 マーケティングには、「商品やサービスの価値を高め、適切に伝達することで、企業売上利益を上げる活動」という意味がある。そして、マーケティングは、経営幹部や企画部だけが活用できる考え方、スキルではなく、営業マン、総務や経理などの事務担当者、全てのビジネスパーソンに必須のスキルである。 顧客が欲しているものを探るプロセスや、顧客に選ばれるために押さえておかなくてはならないポイントは、どんな業種でもほとんど共通している。そんな共通項について本書は以下の4章により説明している。 ①マーケティングの基本的な知識・考え方 ②マーケティングを実行する際に必要な5つの思考法 ③マーケティングは情報がいのち ④マーケティングを実践で活用する マーケティングという言葉の意味は幅広いものの、人が何を求めそれに対し自分がどうすればソレを満足させることができるかということを考え行動するということは、30代ならず子供のころから必要なスキルでもある。 その対象が家族や友人等から顧客や地域や社会に変わっていっているだけのことである。生活のあらゆるところでそのマーケティングの考えは活用が可能であり、意識して使うと大きな効果が期待できる。 奥が深いマーケティング。変わり続けるニーズや時代に対しても本書のような基本書に立ち返り、ベースの知識を確認し続けることは大切である。

■要約 マーケティングとは、 　「商品やサービスの価値を高め、適切に伝達することで、企業の売り上げ利益を上げる活動」 　「特別な売り込みをしなくても、お客さんが喜んで商品を購入していく状況をつくること」 　　「この品質（機能、デザイン）であれば、この価格でもいい（納得できる）と、お客様が感じる」状況 　お客様に納得して購入していただき、購入後も長期間にわたって満足していただける関係を作りあげる活動 企業として大事に扱うべきなのは、長期固定顧客 　自社のファンとも言える存在で、景品やおまけがなくても黙って購買し続けてくれる 今は気になる商品があったら、まずネット検索をする時代 　製品サイトなどが非常に重要な地位を占める 世の中の99%は仮説 　やってみないと分からない 　筋さえ通っていれば成功確率は高まる 如何に魅力的な顧客でも価値を分かってもらえないミスマッチな顧客ではターゲットにできない 「仮説」→「計画」→「実行」→「検証」を回す ■行動 一番の魅力を端的に伝える 　これをターゲットに伝えていく 仮説を立てて実行していく。そして分析する