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自由民権運動 〈デモクラシー〉の夢と挫折 岩波新書1609

松沢裕作(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784004316091

自由民権運動

¥715

商品レビュー

4.4

8件のお客様レビュー

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2021/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戊辰戦争が自由民権運動に大きな影響を与えているという見方は画期的だと感じた。自分は戦争の中身と終戦後の被害に目を向けがちだった。しかし、結果はどうであれ戦争が後の時代に与える影響は計り知れないものがあると実感した。今後は自由民権運動前後の出来事や人々の動きに注目していきたいと思う。

Posted by ブクログ

2020/02/18

○目次 はじめに 第1章:戊辰戦後デモクラシー 第2章:建白と結社 第3章:「私立国会」への道 第4章:与えられた舞台 第5章:暴力のゆくえ 終章:自由民権運動の終焉 おわりに ○感想 本書は、地方民会など近代の自治体制度史を専門とする作者が、自由民権運動というパンドラの箱を開...

○目次 はじめに 第1章:戊辰戦後デモクラシー 第2章:建白と結社 第3章:「私立国会」への道 第4章:与えられた舞台 第5章:暴力のゆくえ 終章:自由民権運動の終焉 おわりに ○感想 本書は、地方民会など近代の自治体制度史を専門とする作者が、自由民権運動というパンドラの箱を開け、研究史を整理した上で自由民権運動の特質を探った一冊である。 本書は、筆者が自由民権運動を戦後デモクラシーの一つと位置づけた三谷太一郎氏の研究を受けて、特質の考察がなされている。 戊辰戦争という内乱を経て、脱身分制社会を図る明治新政府の時代において、勝者・敗者の側でそれぞれポスト身分社会の模索が行われた。 興味深いのは、敗者の側の多くは時の権力中枢に迎合的になること、一方勝者の側ではその内部での主導権争いが起こり、その中の一つの流れが自由民権運動に繋がったとされる点である。 また、戊辰戦争の際に一時的にでも武士成を果たした周縁の民(博徒など)や農民など庶民の一部も、明治という新時代に自らの手で身分上昇を勝ち取ろうというグループもあり、彼らも自由民権運動の担い手となっていく。 要するに、自由民権運動とは、政府との間で行われたポスト身分社会をの主導権争いという側面、そしてポスト身分社会の時代での自ら再度武士成を果たそうとする身分上昇を目指す運動という側面、この異なる志向のグループが相互の思惑が一致して結び付いたものといえる。 自由民権運動の一派である愛国社系のグループが「私立国会論」にこだわるのも、政府との主導権争いだとすれぱ理解しやすい。 本書の最後には、自由民権運動の研究史のまとめがあるため、こちらも使い勝手がよい。ぜひ、本書の元ネタになった『岩波講座 日本歴史 近現代1』の松沢論文と合わせて読んで頂きたい。

Posted by ブクログ

2017/09/03

自由民権運動。なんとも響きのいい言葉。と思いきや、まったくのまやかし。身分制社会に代わる新しい社会制度として民主社会を求めた、まではよかったが、実際には戊辰戦争での功労者の地位を求めた運動だった。挫折して当然。

Posted by ブクログ

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