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リディア・デイヴィス(著者), 岸本佐知子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2016/06/30
JAN 9784861825828

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商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2022/07/04

何だか繋がりがないような、よく分からないような短編集で「どういうことだろう?」と思いながら読んでいた。「分解する」と「設計図」と「フランス語講座」は物語として面白かった。他は難しかった。

Posted by ブクログ

2020/06/07

リディア・デイヴィスが1986年に発表した、実質デビュー作にあたる短篇集。 長篇『話の終わり』を思わせる、男女に関する考察的なエッセイめいた断片や、姉と妹、母と娘という役割をめぐる思索、あるいは独身男性の少し滑稽な生活の記録など、同じテーマが変奏されて何度も現れる。一つ一つの...

リディア・デイヴィスが1986年に発表した、実質デビュー作にあたる短篇集。 長篇『話の終わり』を思わせる、男女に関する考察的なエッセイめいた断片や、姉と妹、母と娘という役割をめぐる思索、あるいは独身男性の少し滑稽な生活の記録など、同じテーマが変奏されて何度も現れる。一つ一つの短い作品がどうというよりも、一冊分の集合体が有機的な関係性を作り上げていて、それが表現しようとしているのはとてもパーソナルな事柄のようだ。でもリディア・デイヴィス本人に生々しく触れているというのではない。この本自体が一つの人格を有していると言ったら良いか。 表題作「分解する」は一つの恋のはじまりから終わりまでを回想し、かかった“費用”を計算する男の話で、クスッとするオチも含め、胸がチクリと痛む寂しさがあった。「設計図」はミルハウザー作品を思わせる、孤独な男と幻影のBL。外国語教育のテキストをパロった「フランス語講座 その1」は、ラストに並んだ単語の羅列だけで一気に不穏になる切れ味がよかった。

Posted by ブクログ

2019/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1986年(30歳くらいのころ)に発表した短編集。 なんとこれがデビュー作。このときからすでに、固有名詞が出てこないですね。実体験と虚構の間を揺れるような文体。 「バードフ氏、ドイツに行く」とか「フランス語講座 その1――Le Meurtre」の彼女特有の話の運び?も好きですが、「話」の微細な感情の描写は天才的だなと思いました。 オースターとのやりとりがモデルであると思われるエピソードも多く、やたらと男女がすれ違ったり別れたりする話が多いです。 「夫を訪ねる」が実話だと考えると、お互いに新しいパートナーが居なければ、この夫婦が離婚する理由ってなかったのかも、とやや残念に思ったりもします。

Posted by ブクログ

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