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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2016/04/21 |
JAN | 9784794222008 |
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蜃気楼のすべて!
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蜃気楼のすべて!
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
蜃気楼の写真集としてとても美しい。 加えて、蜃気楼のメカニズムが丁寧に解説されている。魚津の蜃気楼は、雪解け水説から暖気移流説が有力になってきたことなど、今もって未解明であるところがいい。 さすがに、「天気予報を利用して、東京から日帰りで蜃気楼を見に行こう」とは中々いかないけど。
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『蜃気楼のすべて!』 !がついている。 蜃気楼、という名は史記に登場した「海旁蜃気象楼台」が語源となっていて、蜃は大はまぐり、あるいは蛟(みずち。龍のなかま)が、楼台を象る、ということらしい。大はまぐりが吐き出した妖気で出来た高い建物。それが蜃気楼。 蜃気楼が光学現象と知...
『蜃気楼のすべて!』 !がついている。 蜃気楼、という名は史記に登場した「海旁蜃気象楼台」が語源となっていて、蜃は大はまぐり、あるいは蛟(みずち。龍のなかま)が、楼台を象る、ということらしい。大はまぐりが吐き出した妖気で出来た高い建物。それが蜃気楼。 蜃気楼が光学現象と知っていれば、むしろ、なんのことかよくわからない。でも名前はそのまま残っている。それ故か、いまでも蜃気楼を幻のように思う向きもあるようで、そういう誤解を解くためのコラムまである。 「すべて!」という割には富山県魚津市の話題が多い。東京から日帰りで魚津に蜃気楼を見に行こう、という章まである。魚津は蜃気楼がよく観察できるようで、本書の著者である日本蜃気楼協議会なる団体事務局も魚津にある。蜃気楼が見たかったら魚津に行け、というわけだ。北陸新幹線も通ったし。 他にも琵琶湖や大阪湾、北海道など各地の蜃気楼の紹介もある。蜃気楼発生のメカニズムにも触れられているが、どちらかというと蜃気楼観測ガイド…いや、蜃気楼マニアの仲間募集本、といえようか。 おそらく蜃気楼マニアには「撮り蜃」が多いと思うが、再現マニア、予測マニア、蜃気楼文献マニア、蜃気楼が描かれた美術品収集マニア、などが存在することが想像できる。マイナーな趣味の中のさらなるニッチってたまんないなあ。でも「すべて!」かなあ、「!」はいくらなんでもオーバーだよなあ、と思う次第。
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