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骸骨を乞う(上) 彩雲国秘抄 角川文庫

雪乃紗衣(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/02/25
JAN 9784041037409

骸骨を乞う(上)

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商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2023/05/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

紫劉輝の治世になったあとの彩雲国の世界。本編のエピローグ的な短編集 「雪の骨」では、王の宰相であった鄭悠舜が最後まで探し求めた欠けた翼。鄭家の悲しい運命に逆らうこともできずに、求めるものは手に入らず、求められるのは軍事的な力。紅秀麗たちと出会っても、一歩引いている理由が読めた。 「霜の軀」は、王座を狙い、王座まであと一歩だったにも関わらず、紫劉輝に譲った旺季の物語。彼の生い立ちから最期まで。彼を支えた信念や仲間たちの話が読め、かなり重めの話だった。

Posted by ブクログ

2020/09/23

実は発売当初に読み終わっていたが、改めて読んでの感想。 まず初めに、「骸骨を乞う」には単行本と文庫本で収録されている話に差異がある。単行本と文庫本で比較した際、私は「冬の華」が収録された文庫本をおすすめする。本編が好きな方は、きっと「冬の華」をみていただいた方がいい。 「骸骨を乞...

実は発売当初に読み終わっていたが、改めて読んでの感想。 まず初めに、「骸骨を乞う」には単行本と文庫本で収録されている話に差異がある。単行本と文庫本で比較した際、私は「冬の華」が収録された文庫本をおすすめする。本編が好きな方は、きっと「冬の華」をみていただいた方がいい。 「骸骨を乞う」は短編集だ。どれも本編とは違う視点から、より一層彩雲国物語を深めたストーリーとなっていた。当時、今まで文庫本として出していた彩雲国物語を単行本として出したのも、読者へ視点の差異を見せる意図があったように思う。あくまでも文庫本は劉輝と秀麗に寄り添った物語なのである。「骸骨を乞う」は、あえてその視点から外されている。単行本のみだと私には塩辛く、ある面から真正面に見た彩雲国の景色は胸に刺さった。その景色すらひっくるめ、更に別の視点で見つめ直すことができるのが「冬の華」だった。 彩雲国物語は、私にとってずっと忘れられない物語である。魅力的な登場人物たちは誰もが己の信念を持ち、それぞれの考えを巡らし、生き生きと立ち回る。誰が悪とも正とも断じることができない中で長い長い物語を締めくくるのにふさわしい短編集であった。そして読了後の充実感と喪失感から読者の私たちは逃れられないだろう。

Posted by ブクログ

2020/09/03

本編を最後まで読まずに読みました。 悠舜と旺季の物語。 現在と過去が交錯しながらのお話の進め方は好きなのでそれ程分かりづらいとは思わなかった。 抽象的な表現と長文で読むのに時間はかかりました。 本編1巻の頃はラノベのコメディ色の強いお話でしたが、まったく違います。このダーク...

本編を最後まで読まずに読みました。 悠舜と旺季の物語。 現在と過去が交錯しながらのお話の進め方は好きなのでそれ程分かりづらいとは思わなかった。 抽象的な表現と長文で読むのに時間はかかりました。 本編1巻の頃はラノベのコメディ色の強いお話でしたが、まったく違います。このダークな外伝好きです。半分影を纏った登場人物達が本編で出てきたらまた違った読み方で読めるなぁと思います。

Posted by ブクログ

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