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角川映画 1976-1986 増補版 角川文庫

中川右介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/02/01
JAN 9784041026175

角川映画 1976-1986 増補版

¥935

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2018/05/13

歌謡曲やミステリーに続く著者の70's80'sティーンエイジ人格形成カルチャーシリーズは角川映画。東映、東宝、松竹、(大映、日活)五社体制プログラムピクチャー時代にトドメを刺し、現在の製作委員会方式時代の前史を作った存在は「角川映画」という映画界アウトサイダー...

歌謡曲やミステリーに続く著者の70's80'sティーンエイジ人格形成カルチャーシリーズは角川映画。東映、東宝、松竹、(大映、日活)五社体制プログラムピクチャー時代にトドメを刺し、現在の製作委員会方式時代の前史を作った存在は「角川映画」という映画界アウトサイダーが作り出したクリエーションがあったから、とはなんとなく感じていましたが、それが詳細なクロニクルとして記録されています。「読んでから見るか 見てから読むか」一大メディアミックスキャンペーンの嚆矢とされる「犬神家の一族」ですが、その前のプロトタイプとして「ある愛の詩」があったこと、さらにそれ以前に結果論としてのNHK大河ドラマ「天と地と」による角川書店経営危機回避があったことは新鮮な情報でした。また映画の話が中心に進行してはいますが、文庫ビジネスのイノベーション(岩波文庫のような薄茶表紙にカラーカバーを巻いたのは角川春樹の発明!)や作家を雑誌連載で囲い込み、ノベルスで出版し、映画と文庫でプロモーションするという手法など、著者も文中で触れていますが「角川映画と角川文庫」という題名がぴったりくる内容だったりします。なにしろ「角川映画」の存在が、ミステリーを出版ビジネスにおいて脇役から主役にした、という指摘にも納得。この本で書かれた10年はマーケティング無き世界にマーケティングが導入され、マーケティングがクレイジーを駆逐していく記録かもしれません。そういう意味ではこの本では大きく取り扱われていませんがクレイジー兄春樹とマーケティング弟歴彦の兄弟物語もぜひ読みたいです。そこに至るまでの出版界、映画界に最初にマーケティングプロモーションを持ち込んだ角川春樹の栄光と挫折、つまり大林宣彦との友情、原田知世への愛情、黒澤明への憧憬、なども若々しい!角川春樹の野生時代はコンテンツ産業の青春時代だったのだ、と思いました。

Posted by ブクログ

2016/11/19

角川映画以外の映画の裏側が良くわかり、文庫の話も興味深く読めちゃう 角川春樹のお陰で、今の日本映画が有るように感じる

Posted by ブクログ

2016/08/27

角川映画最初の10年を描いたノンフィクション。 子供ころ、テレビや書店での大量宣伝で、映画といえば角川映画だった。 映画を好きになったきっかけが「犬神家の一族」なので、角川映画誕生前夜から書かれたこの本は、たいへん興味深く読みました。

Posted by ブクログ

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