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タヌキ学入門 かちかち山から3.11まで 身近な野生動物の意外な素顔

高槻成紀(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 誠文堂新光社
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784416115473

タヌキ学入門

¥1,760

商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

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2023/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以下2点がキッカケで読むことになった『タヌキ学入門』(高槻成紀)。 ❶『狼 その生態と歴史』(平岩米吉)にタヌキも出てきた時、関連書読みたくなってきた。 ❷ 『エチュード春一番 第三曲幻想組曲「狼」』(萩原規子)で、 「キツネやタヌキが人を化かす話を、おぬしも少しは聞き知っているだろう。だが、昔話に言い伝えが残った時点で、キツネやタヌキの化け方がどれほど稚拙だったかがわかる。オオカミであれば、何一つ証拠を残さなかった。人間にほとんど気づかせなかったのだ。 (中略) キツネやタヌキの比ではないな。人間の脳というものは、じつにたやすく幻影を見るのだ。その性癖につけいる技術さえあれば、人にはめったに気づかれることもない。もっとも、察する能力を持つ少数の人間がいることはいる。」 というセリフを読んだ時に、 「『怪物事変』(藍本松)や『平成狸合戦ぽんぽこ』(宮崎駿)以外にキツネ&タヌキの化かす話読みたい」と思った次第。 本書ではタヌキについての形態学・生態学・民俗学など、さまざまな視点で見る事ができるもので非常に面白かったです。 タヌキの愛らしいフォルムが秋には最大になる事も知れましたし、 「タヌキオヤジ」や「古ダヌキ」と言われてしまう事の理由までしっかりと。これはこれでかわいそうw あとはあの「キュオーン」という切ない鳴き声を聞ければもう満足…。これはYouTubeあたりで聞こう。 そして… まさか【動物に対するイメージ】の項目でオオカミが出てくるとは思っていなかったので思わぬ収穫!!! 今までに読んだ本の情報を思い返し、「こんな事読んだよなぁー!」と嬉しくなってしまった。 イエローストーン国立公園のオオカミ復活話はまさにそれです。 アタクシの記憶は衰えが速いのであります。 (でも、秩父の三峰神社はちゃんと覚えてますよ) という事で、❶のミッションはクリア。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (余談)その他タヌキなるほどポイント以下5点。 ①タヌキフォルム詳細 「タヌキは秋になると果実などをたくさん食べて脂肪を蓄積するのでまた、丸々と太る。脚は短いから、お腹が地面につきそうになるものもいる。そういうことから「太鼓腹」が連想され、腹づつみを打つ「ポンポコダヌキ」というイメージができたと思われる。」 ②日本ではありふれ、世界では珍しいタヌキの事情 分布で見れば中国にもベトナムにもいるそうですが、圧倒的に多いのが日本らしいですポンポコ。 ③タヌキとキツネの顔の輪郭ほぼ同じ 著者曰く、「毛色による印象を強く受けているからで、輪郭だけを見るとタヌキとキツネはよく似ている」とのこと。 可愛らしいイラストがめちゃわかりやすい。確かにほとんど同じ。 ④キツネとタヌキがあやしい理由 生活面で未知な部分があることと、これらが夜行性であるということが関係するとのこと。 ⑤ マーカー入りソーセージでタヌキのトイレ場所チェック つまりはウンチチェック。 生息地や行動範囲を調査する際に以上のソーセージが使われる事が興味深かかったです。 ヨーロッパでほぼ同じ調査がおこなわれていて、キツネとテンが対象となった話があります。 彼らのマーカー回収率が著者チームとそう変わらなかった時に「知ってホッとした」と書いてあった時にゃ笑ってしまった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 続いてキッカケ❷。 この本を読むまで忘れていた童話「カチカチ山」や「分福茶釜」の紹介がなされ、 「小学生の時に読んだ!!!」と感動の域に。 ただ、「…こんな内容だったっけ……?」と思い出せず、新しい話を知ったかのような感じになってしまった。 対してキツネの化け話は出てこなかったけど、 「キツネとタヌキがセットで出されますが、仲が良し悪しはないけれど、 タヌキの方が食べる量が多くてキツネは困っているかも」 という話を発見。 綿アメとアイスクリームとみぞれまで食べちゃうもんね。 ソイヤッサ。

Posted by ブクログ

2021/07/06

たぬきの生態だけでなく、どこからまぬけや狸親父などのイメージがくるのか、そして災害についても触れていた。とても興味深く読むことができた。

Posted by ブクログ

2020/10/22

日本人なら誰もが知っているタヌキという動物に生物学だけでなく多方面から考察された本です。知っているようで全く知らなかったタヌキについて知ることができました。

Posted by ブクログ

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