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中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡 中公新書2351

服部龍二(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784121023513

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中曽根康弘

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2021/03/17

広田弘毅を著した服部教授による中曽根康弘の評伝。読み応え十分。 毀誉褒貶ある政治家であるが(というか政治家なんて毀誉褒貶あるのが通常だが)、その哲学、知力、胆力、理念、実行力は、今の政治家からは感じられないものであり、その主義主張や行ったことへの賛否はおいて、類まれな政治家であ...

広田弘毅を著した服部教授による中曽根康弘の評伝。読み応え十分。 毀誉褒貶ある政治家であるが(というか政治家なんて毀誉褒貶あるのが通常だが)、その哲学、知力、胆力、理念、実行力は、今の政治家からは感じられないものであり、その主義主張や行ったことへの賛否はおいて、類まれな政治家であったことを実感させられる。 アラブ訪問時(だったかな?)、会談相手が突如フランス語で行いたいと言ってきたが、フランス語通訳がいない状況で、フランス語だったら自分でできるといって会談してしまうって。宮澤喜一といい、中曽根といい、どれだけ語学に長けていて、どれだけ頭いいんだと、ただただ感嘆するほかない。 このような政治家がいない今を、残念と思うか、それとも、そのような政治家がいなくても何とかなっている状況自体を好ましいもの捉えるのが適切なのか…

Posted by ブクログ

2020/10/27

カント読んでる政治家なんて日本に今いるのかな。 そういえば佐藤栄作も読んでた。昔の政治家には哲学があったんだなあ。

Posted by ブクログ

2019/12/28

中曽根康弘はもともと海軍の主計係だった 前線の物資調達にあたる任務で、命の危険にさらされた経験もある 戦後は、反米・自主独立路線をとり 日米安保や新憲法に対する批判の急先鋒となった ところが、国際社会が冷戦構造を形成していくにともない むしろ親米傾向を強めていく 初入閣が科学技術...

中曽根康弘はもともと海軍の主計係だった 前線の物資調達にあたる任務で、命の危険にさらされた経験もある 戦後は、反米・自主独立路線をとり 日米安保や新憲法に対する批判の急先鋒となった ところが、国際社会が冷戦構造を形成していくにともない むしろ親米傾向を強めていく 初入閣が科学技術庁長官だった中曽根の、原発・ロケット開発には アメリカの協力が不可欠という事情もあった しかしそうかと思えば 台湾承認に反対して中国との関係改善を唱えたり… また翻って佐藤栄作と和解したことを機に 世論には、中曽根を「風見鶏」と揶揄する向きもあった もっとも、本人からすれば 師と仰ぐ徳富蘇峰の教えに忠実だっただけかもしれない 政治は宗教ではないのだから 大局を見て妥協することも必要だというのが、徳富の考えだった それがまあ無節操と言えないこともない 中曽根の初心である自主独立は、「自主防衛」に建前を後退させつつ 総理大臣になった後もブレなかったが 自民党内の派閥闘争に左派の支持を取り込んでいったことは 80年代以降、日本の政治に混乱をもたらしたと思う 加えて靖国の公式参拝だ 満を持してアメリカに物申すポーズが、結果的に中国への挑発となり せっかく築いた日中の信頼関係に新たな禍根を残した 今はまだその時ではないと見て 妥協を続ける選択もあったはずだが それをしなかったのはやはり、無節操というものだろう 翌年の公式参拝を中止したことで 内政干渉受け入れの前例を作ることにもなった 経済政策に関しては 日米貿易摩擦解消のための輸入促進と 規制緩和による内需拡大 こういった矛盾を同時に押し進めつつ さらに民間の活力回復をうたった三公社民営化まで上乗せして バブル経済と、その崩壊と、長きにわたるデフレスパイラルを 呼び込むことになった 三公社民営化は、もともと「増税なき財政再建」の方策として 議論されていたものだ それで高額収入者の所得税を大きく下げたのはまあいいが 引き換えに、売上税の導入に踏み切ろうとしたことは度が過ぎていた 結局、中曽根退陣後の竹下内閣では 好景気のどさくさ紛れみたいに消費税が導入され 無節操は受け継がれていくことになる 想像するに 中曽根としてはおそらく 日本人の生得的な愛国心、情け深さ ノブレスオブリージュに期待するところもあったのだろう しかし現実には 過当競争のしわ寄せを底辺に押し付け 格差の拡大に進む道でしかなかった 中曽根康弘という人は、政治家としてリアリストを気取っていながら 本質的に空想的ロマンチストだったのだと思う もしそうならむしろ ファシスト扱いされようとも「本当の自分」を 押し出すことが正道だったのかもしれない しかしまあ 当時そんなことでは、まず総理大臣になんてなれなかっただろうな

Posted by ブクログ

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