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明治・金色キタン

畠中恵(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784022513274

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2022/04/20

★時を超えてゆくのは恐ろしい(p.348) このあたりあやかし密度たかいのだけれど明治ともなるとヒトならざるものもだんだんヒトへと同化していくことになるらしいからかお話もかなり混然としている。 ▼簡単なメモ(妖モダンも含む) 【一行目】明治は、開化の時だと言われている。 【青...

★時を超えてゆくのは恐ろしい(p.348) このあたりあやかし密度たかいのだけれど明治ともなるとヒトならざるものもだんだんヒトへと同化していくことになるらしいからかお話もかなり混然としている。 ▼簡単なメモ(妖モダンも含む) 【一行目】明治は、開化の時だと言われている。 【青山】代言人。壮士の集会で押し倒されたところを滝に助けられた。 【赤手/あかて】レギュラー。煙草商。百木屋の常連でみなものファンのひとり。あるものを探している。 【阿住/あずみ】内務省のお偉いさん。廃寺である甫峠寺跡(ほとうげじあと)に用事があるらしい。ちょっと出るだけかと思ったらレギュラーになった。 【伊沢花乃/いざわ・はなの】→花乃 【伊勢】口の上手い男。「騙しの伊勢」と呼ばれる。 【嘘】原田《人はどうして嘘をつき、隠し事をするんでしょうねえ。》。阿住《そりゃあ、自分に都合良く話が進むよう、考えるからじゃないかね。》金色p.166 【大月】司法省のお役人。阿住のライバル? 【おきめ】器量よしの女の子。迷子らしくてなぜか赤手についてくる。ダイヤモンドを持っていた。自称親が大勢現れた。 【お高/おたか】レギュラー。百木屋の常連で三味線の師匠。なんかいろいろ覚っている。とてもしみるがよく効く塗り薬を持っている。骨折にまで効くらしい。そういえばかまいたちがそんな薬持ってたような気がする。 【小田原】美人くらべ一位の女学生を嫁にしたい成金男。二百円のダイヤモンドを贈ると言っている。 【かのう会】五之倉がつくった助け合いの会。 【木島】下谷のボディガードのようだ。気が短く気性が荒い。 【喜多/きた】内務省のお偉いさんか。 【銀座四丁目派出所】モダンな町並みのなかで目立つぼろっちい小屋。 【九郎】殺人事件の容疑者にされた少年。勤めをクビになるかもしれなかったが吉田が雇ってやると言う。 【剣呑】この話のなかでよく出てくる単語。 【五之倉/ごのくら】医師。お高の弟子。「かのう会」を主宰する。 【清子/さやこ】女学生。子爵家の娘。美人くらべトップ3のひとり。 【下谷/したや】胡散臭い男。こわもての木島を連れている。みなもに気がある? 【壮士】もともとは国にもの申す思想的な連中。品質が落ちて半グレ状態。 【滝駿之介/たき・しゅんのすけ】物語の中心人物のひとり。巡査。旧家の出。ルックスは御落胤。怒ると周囲が寒くなる。 【高良田】多報新聞記者。 【辰二郎】ひったくり。全力ダッシュで逃げておいて「逃げも隠れもしませんでしたのに」と言った。 【祟り】「祟」という字を間違えて覚えていたことにクイズ番組を観て気がついた。「崇」という字だと思っていた。出るに示すなんやねえ。山に宗ではなく。 【多報新聞/たほうしんぶん】高良田の勤める新聞社。妖怪記事も載せる。 【長太/ちょうた】十六歳のかっぱらい。 【東京】《東京にはまだ江戸が、そこここにあり、か》金色キタンp.6 【東坂/とうさか】多報新聞の記者。 【仁科】春子と縁談が進んでいた華族。勲功によって地位を得た。 【花乃/はなの】途中からレギュラーとなる。何度かの結婚で裕福になった年配の女。いまでも美人の名残はある。滝そっくりな青年を若い頃知っていた。 【原田】物語の中心人物のひとり。巡査。士族の出。 【春子】女学生。神官華族、小乃男爵の娘。美人くらべのトップ3のひとり。 【布藤/ふどう】多報新聞の記者。おしゃべりな主筆。 【甫峠寺跡/ほとうげじあと】廃寺。菜種油で潤っていた小藩甫峠藩にあり中央の甫峠寺が廃仏毀釈で甫峠神社に変わった際東西南北の四つあった甫峠寺別院は荒れたそのうちのひとつ。 【丸加根/まるかね】金貸しをしているらしい。自称おきめの父。 【みずは】レギュラー。百木賢一の妹。女学校に通う。みなもの妹。 【みなも】百木賢一の妹。女学校に通う。美人くらべのトップ3のひとり。 【明治時代】アーク灯がかがやき妖かしたちは遠くに行ったように見える。しかし《明治は江戸と、地続きってことですよねえ。》p.175 【百木屋】わりと流行ってる牛鍋屋。主は百木賢一、通称百賢(ももけん)。レギュラー。日々妹のみなもを心配している。常連は原田、滝のほか赤手、お高。みな人間なのかどうか? 【靖子】原田の妻。 【吉田】商人。殺人事件の容疑者にされた。 【六林/りくばやし】内務省の役人。

Posted by ブクログ

2021/08/31

明治20年 江戸から東京へと近代都市が構築されるなか、かつて“妖(あやかし)”と呼ばれたものたちが、時代の変遷に世間に紛れ移ろい生きる姿を描いた歴史ミステリファンタジー連作短編集 銀座派出所の巡査 原田と滝を中心に廃仏毀釈政策が絡んだ事件を解決してゆくお話です 明治のこの時代...

明治20年 江戸から東京へと近代都市が構築されるなか、かつて“妖(あやかし)”と呼ばれたものたちが、時代の変遷に世間に紛れ移ろい生きる姿を描いた歴史ミステリファンタジー連作短編集 銀座派出所の巡査 原田と滝を中心に廃仏毀釈政策が絡んだ事件を解決してゆくお話です 明治のこの時代は歴史の授業もすっ飛ばしたためほぼ知識無し 明治政府の警察って?内務省って? 調べながら読み進めるのが楽しく至福の時間でした 煉瓦の道や明るい街灯、馬車や人力車が往き交い新しい料理を食べさせる店、西洋菓子の数々、一気に変わったかに見え、それでいて裏通りはまだまだ江戸の街がひしめく様子が印象深い作品です

Posted by ブクログ

2021/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

明治妖モダンの続編。江戸から明治にかけて廃藩置県で藩がなくなっただけでなく、神道で国をまとめることになり、廃仏毀釈で寺も減り仏像がないがしろにされ祟りの謎に原田と滝巡査が巻き込まれていく短編連作。「モダン美人くらべ」でいい人に見染められて、女学校を早々に退学するのが名誉とされた時代の話が一番わかりやすくおもしろかった。明治では闇にまぎれて人ならぬものもいたかもしれない。その内、時に絡め取られ人に交っていく者もいたかもしれないとちょっとぞくっとした。

Posted by ブクログ

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