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薬草まじない 岩波文庫

エイモス・チュツオーラ(著者), 土屋哲(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2015/09/18
JAN 9784003280126

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商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2023/09/16

現代文学の文脈から逸脱している。小説のセオリーという固定観念が緩む。 ストーリーとしては単調で、強い敵に会う→倒すor逃げるの繰り返しではあるのだが、「なんで?!!」が多くて飽きなかった。 「ジャングルのアブノーマルな蹲踞の姿勢の野生の男」?「頭の取り外しのきく狂暴な野生の男」?...

現代文学の文脈から逸脱している。小説のセオリーという固定観念が緩む。 ストーリーとしては単調で、強い敵に会う→倒すor逃げるの繰り返しではあるのだが、「なんで?!!」が多くて飽きなかった。 「ジャングルのアブノーマルな蹲踞の姿勢の野生の男」?「頭の取り外しのきく狂暴な野生の男」? なんだそれは。本当になんなんだ。 また、日本のような仁義ではなく、「生きるため」が正当化された過酷な野生の世界を感じる。 主人公も(日本的な意味では)品性公正とはいえず、他所者を野生の人間と見下したり、生きるためなら当たり前に収奪を行う。 生き残るための排他的コミュニティ、神様との親密な関係、当然のように描かれるそれらが物語の底に光る。 読書体験というか、異文化体験として良い作品だった。

Posted by ブクログ

2022/11/09

やし酒のみ同様、どんどん出てくるエイモス流のこわいやつら とくにこの話ではめっちゃしつこくてグロすぎるやっかいなやつがでてきてずっとこわい

Posted by ブクログ

2016/04/15

不妊の治療法を求め狩人が冒険をして帰還する話。 道中は個性的な面々に出会うもののなかなか起伏が乏しく(28歳の日本人にとっては)エンターテインメント性は薄く感じた。 物語の細部に博学的、あるいは人類学的興味を持って眺めることが読中の主な楽しみだったのは正直なところ。 巻末の解説に...

不妊の治療法を求め狩人が冒険をして帰還する話。 道中は個性的な面々に出会うもののなかなか起伏が乏しく(28歳の日本人にとっては)エンターテインメント性は薄く感じた。 物語の細部に博学的、あるいは人類学的興味を持って眺めることが読中の主な楽しみだったのは正直なところ。 巻末の解説にて言及されていた部分のほか自分が興味を引かれた部分は時間に関するところ。 戦闘などに要した時間を120分といったように分表示でされることがしばしばあり、巻末の解説がいっていたように必ずしもヨルバ文化のみに基づいているわけではないようだ。 一方でひとつの戦いから次のものまで平気で一年くらいたっていたりする。 全体としては正直そこまで楽しめなかったが、アフリカ文学は引き続き読んでいこう。

Posted by ブクログ

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