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夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場 小学館文庫

森瑤子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2015/06/05
JAN 9784094061734

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2019/11/27

文章は主人公の頭の中を表すように現在過去が交錯している 主人公は娘であり、母親であり、また妻であり、女でもありその立場も複雑に絡み合っている 毒親の存在を耳にするが、主人公のように娘に対して理不尽な態度しか取れなくなってしまう場合もあり、また多重人格として自分を守る形で大人になっ...

文章は主人公の頭の中を表すように現在過去が交錯している 主人公は娘であり、母親であり、また妻であり、女でもありその立場も複雑に絡み合っている 毒親の存在を耳にするが、主人公のように娘に対して理不尽な態度しか取れなくなってしまう場合もあり、また多重人格として自分を守る形で大人になってからまた自分が苦しんだりする場合もあり関係性の修復なとは簡単ではない

Posted by ブクログ

2019/01/19

著者自身を思わせる女性の主人公が、南の島で夫との口論をおこなうシーンと、著者が心理療法家のもとを訪れ、幼いころからのトラウマに向きあうシーンが織りあわされながら、物語は進んでいきます。 女性である著者が、家庭を顧みず小説を執筆することに不満をいだいている夫との口論は、二人のあい...

著者自身を思わせる女性の主人公が、南の島で夫との口論をおこなうシーンと、著者が心理療法家のもとを訪れ、幼いころからのトラウマに向きあうシーンが織りあわされながら、物語は進んでいきます。 女性である著者が、家庭を顧みず小説を執筆することに不満をいだいている夫との口論は、二人のあいだのセックスの問題にもその影を落としていることが明らかになります。一方、心理療法を通じて著者はけっして彼女を愛することのなかった母親によって心のなかに埋め込まれた問題に直面することになり、激しい葛藤をくり返しながらも、すこしずつ内面の闇に光がもたらされていきます。 会話文に引用符は用いられず、地の文のなかにそのまま取り入れられているために、主人公の内なる視点から出来事の推移が見られるような独特の臨場感があります。その一方で、主人公や他の登場人物たちの名前などは明かされておらず、舞台となる南の島もどこなのか言及されていないため、どこか現実から遊離したような印象も併せもっています。夢と現実の両面にわたる主人公の深刻な心理的葛藤が、彼女自身の置かれている個別的な条件を越えて普遍性をもつように感じられます。

Posted by ブクログ

2017/06/21

夫との関係。娘、実母との関係。破綻をきたした女性が、夫と旅に出る。 セラピストとの会話を回想しながら。現在、過去、空想、現実が入り乱れ、インスピレーションのままに吐き出されているような、そんな文章。 きっとノンフィクション部分も多いのだろうと思ってしまう生々しさ。 筆者の、そ...

夫との関係。娘、実母との関係。破綻をきたした女性が、夫と旅に出る。 セラピストとの会話を回想しながら。現在、過去、空想、現実が入り乱れ、インスピレーションのままに吐き出されているような、そんな文章。 きっとノンフィクション部分も多いのだろうと思ってしまう生々しさ。 筆者の、そして我が身の体験であるように感じられる文章力はすごい。

Posted by ブクログ

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