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二重螺旋 完全版

ジェームズ・D.ワトソン(著者), アレクサンダー・ガン(編者), ジャン・ウィトコウスキー(編者), 青木薫(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/05/01
JAN 9784105068912

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二重螺旋 完全版

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商品レビュー

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2015/07/29

ワトソンの原著に、50年後に見つかった当時の関係者間の手紙や、背景となる情報や図版を注釈として加えた。イギリスの戦後まもない頃の科学者たちの交流、社交、暮しの中で、DNAの謎を追い求める姿。 人と人との交流があっての研究成果、人工知能に追い上げられてますが、このへんはまだ人間に...

ワトソンの原著に、50年後に見つかった当時の関係者間の手紙や、背景となる情報や図版を注釈として加えた。イギリスの戦後まもない頃の科学者たちの交流、社交、暮しの中で、DNAの謎を追い求める姿。 人と人との交流があっての研究成果、人工知能に追い上げられてますが、このへんはまだ人間に強みだなと思いました。

Posted by ブクログ

2015/07/09

生物学上の大発見の経緯とそれを取り巻く人間模様を綴った自伝。 この完全版の何が良いかと言って,まず青木薫氏の訳がとても読みやすい。特に氏のファンではなくても,新訳と旧訳を読み比べてみれば訳者の力量の重要性がわかるはずだ。そして註釈や新発見の書簡類の充実。補遺に納められたノーベル賞...

生物学上の大発見の経緯とそれを取り巻く人間模様を綴った自伝。 この完全版の何が良いかと言って,まず青木薫氏の訳がとても読みやすい。特に氏のファンではなくても,新訳と旧訳を読み比べてみれば訳者の力量の重要性がわかるはずだ。そして註釈や新発見の書簡類の充実。補遺に納められたノーベル賞受賞のエピソードや出版の経緯(クリックをはじめ出版に反対する当事者たちとのやりとり)なども興味深い。 メインの自伝部分では,大西洋を挟んだポーリングたちとのDNA構造解析競争が白眉。 螺旋構造は分かってきてたけど,それが二重螺旋で,水素結合により内部で相補的塩基対が作られていることが分かったのが大発見。これでシャルガフの法則も完全に説明がつくし,本当に科学史上の一大ブレイクスルーだった。 今後も何十年も読み継がれる価値のある作品で,こうして完全版が出たことでその方向性が確定したといってもいい。うちの子供が読む頃には文庫化されて,もっと手軽に読めるようになっているかもしれないな。

Posted by ブクログ

2015/07/07

 科学啓蒙書というより、レースの裏側を描いたスリル満点のノンフィクションとして読める。1953年にDNAの二重螺旋構造を解き明かしたワトソン&クリックの若いほうであるワトソンが、発見の15年後に描いたのが本書だ。じつに生々しい筆致で当時の研究者コミュニティが描き出されていて、発表...

 科学啓蒙書というより、レースの裏側を描いたスリル満点のノンフィクションとして読める。1953年にDNAの二重螺旋構造を解き明かしたワトソン&クリックの若いほうであるワトソンが、発見の15年後に描いたのが本書だ。じつに生々しい筆致で当時の研究者コミュニティが描き出されていて、発表直後から物議を醸すと同時にベストセラーになったというのも頷ける。ただのゴシップという批判もあったようだが、とんでもない。ふたりの業績が、同時代の多くの科学者の研究に支えられていたということ。手厳しい批判と思えたものがきっかけとなって、決定的なアイデアの飛躍が生まれたのだということ。科学者における競争と仁義の微妙な関係。いろんなことに気がつかされる。  ワトソンは、当初、『正直ジム』という書名を考えていたことが、本書でもかなりの紙幅で述べられている。読んだあとなら、キモチはわかる。彼は、「主観」の強さを信じる人であるから、あの発見ができたのだ。と同時に、彼の率直さ、無遠慮さ、奔放さは、(研究における才能と共通して)この本をすばらしくおもしろい読み物にしている力の源泉になっているのだと思う。  本書の中でスポットライトが当たるのは、ノーベル賞を2人といっしょに受賞しているウィルキンスと、ふたりのアイデアについて決定的に重要なX線写真を撮ったロザリンド。とくにロザリンドについては「ふたりに研究を盗まれた悲劇の女性」といったイメージが巷間に流布している。しかし、本書を読んだあとでは、そういったイメージは、かえって彼女を侮辱しているという指摘のほうが妥当だと思えてくる。それは本書が「完全版」として、著者ワトソンの記述を、大量の傍証で補足しているからに間違いない。発表当時には主観的だと批判されたワトソンの記述が、とことん裏付けられているという点で、本書の注釈はものすごい価値を持っていると思う。と同時に、本を「面白く読む」といった点においても、この注釈はすばらしい。登場人物が写真で紹介され、ワトソンの記述に対する当事者の反応や批判も脚注で補足されることで、本書の「証言」の価値がいっそう増しているし、読み手としても好奇心をさらにあおられる。  正直、こんなに面白いとは思ってなかった。読もうと思ったのは、この「完全版」を訳した青木薫さんのファンだからである。彼女の「後書き」が、HONZのサイトで読める http://honz.jp/articles/-/41433 。これを読んで、本書を手に取りたくならなかったら、あなたは「呼ばれてない」ので、読まなくて結構。しかし、「おもしろそう」とちょっとでも思ったら、絶対に読むべきだ。

Posted by ブクログ

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