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朝鮮と日本に生きる 済州島から猪飼野へ 岩波新書

金時鐘(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2015/02/23
JAN 9784004315322

朝鮮と日本に生きる

¥220

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2021/12/11

イ・ジュンソプにしても、著者にしても、日本の植民地時代、四・三事件、国家樹立、朝鮮戦争、軍事政権下、民主化の流れに生涯が合わさって、振り返ることも辛いことだけれど、記し残す決意も伝わりました。済州島のことをさらに知りたくなりました。

Posted by ブクログ

2020/03/25

在日朝鮮人で詩人の著者による若き頃の半生記。日本の植民地から解放されてすぐの済州島で「四・三事件」について知ることができたら、また、アカとして追われる身ゆえに日本に逃避行し、以後日本で生きてきた文化人の目から見た当時の鶴橋・猪飼野あたりの様子を知ることができたらと思って読んでみた...

在日朝鮮人で詩人の著者による若き頃の半生記。日本の植民地から解放されてすぐの済州島で「四・三事件」について知ることができたら、また、アカとして追われる身ゆえに日本に逃避行し、以後日本で生きてきた文化人の目から見た当時の鶴橋・猪飼野あたりの様子を知ることができたらと思って読んでみた。 主観的な視点で書いているので「四・三事件」の全容を知るには不向き。一個人がああいう惨禍のなかをどのように生き抜いたかといったことは何となくわかるけれど。鶴橋や猪飼野の様子についても、日本に来てからのことにあまりページが割かれていなくて消化不良な感じ。

Posted by ブクログ

2019/03/10

済州島は「韓国のハワイ」とあります。ウイキで検索してみましたら景色がいいですね。 韓国の高校生がその島へ修学旅行中、船の転覆事故(セウォル号沈没事故)にあい死者負傷者多数、日本でも大きなニュースになり知られるようになりました。 朝鮮半島の先にある日本に近い小さな島、この書...

済州島は「韓国のハワイ」とあります。ウイキで検索してみましたら景色がいいですね。 韓国の高校生がその島へ修学旅行中、船の転覆事故(セウォル号沈没事故)にあい死者負傷者多数、日本でも大きなニュースになり知られるようになりました。 朝鮮半島の先にある日本に近い小さな島、この書で知りましたが、戦前戦後を通して公式非公式「表裏取り混ぜて」、島民が日本にたくさん入国している縁があるということに、なるほどと思いました。 東西冷戦下での国家成立に際して朝鮮半島が混乱、離れ島故の陰惨な闘争があり、虐殺事件が起こり、その中で作者が経験したことと、その後たどらなければならなかった波乱な人生の回想録です。 常々、朝鮮半島が二つの国に別れなければならなかった経緯をたどる時、東と西に分かれて戦ったという単純なことではないとは思います。 日本統治下、日本語で生育し自我に目覚めた時は日本の世界だったということ。そして18歳の時に日本の敗戦によって突然「解放」されてしまって戸惑う青年著者。この子供のころの記憶、詩人でもあるがゆえに切々と書いてある様子は読んでいて胸迫るもの。 次第に朝鮮人としてアイデンティティを取り戻すも、東西冷戦下、本土(半島)から蔑視されている離れ島、島内は混乱状態になる悲劇。 その辺の事情・事件が事細かく書かれているのですが、その様相はちょっと想像を絶するしつこい残虐さなので、人間の「ごう」について考え込まされます。 闘争に巻き込まれ、官憲に追われた著者が済州島を脱出して日本に逃げてくる描写は不謹慎ながら映画のように迫力がありぐんぐん読ませ、しかし、その後大阪でいろいろ苦労しながらも人生をおくれたのはさいわいでした。 幼いころの日本語教育、日本に逃げなければならなかったために日本に住み続ける葛藤。 時の権力者の意向、政治によって国の方向性が決まるのは摂理。仕方がないこととはいえ、翻弄される個人。哀しみを覚えて読了しました。

Posted by ブクログ

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