- 書籍
- 書籍
日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.7
25件のお客様レビュー
基本的には新自由主義的な労働市場改革派の議論。Netflixの人事の仕組みを極北として、解雇自由をベースとして論理が組み立てられる。そのベースの上で、経費に関する制約や働く時間に関するルールなし、権限委譲の徹底、マイクロマネジメントの否定、ジョブ型雇用、360度評価、キャリアパス...
基本的には新自由主義的な労働市場改革派の議論。Netflixの人事の仕組みを極北として、解雇自由をベースとして論理が組み立てられる。そのベースの上で、経費に関する制約や働く時間に関するルールなし、権限委譲の徹底、マイクロマネジメントの否定、ジョブ型雇用、360度評価、キャリアパスの明確化、市場化したスキルの習得サポートなどが語られる。 上司が部下の仕事の詳細を把握する必要はなく目的を与えてあとのやり方は任せて、結果だけを管理するというやり方は衝撃的で日本でこれを許している会社は片手で数えられるくらいではないのかと思ってしまった。 Netflixのような企業は理想だけど、常に成果には追われていて大変だろうなとは思うし、そこまでできるのはごく一部のエリートではないかとも思う。 アメリカでもAmazonで働く人たち(厳密には委託先だけど)のような一般的な労働者は厳しく管理されているわけで、スコープは少なくともホワイトカラー、厳密にはエリートなのではないかという気はする。 とはいえ、日本は労働人口が減っているのだから、生産性を上げる必要はあるわけで、解雇規制の撤廃は考えてもよい施策だとは思う。ただそのときに日本はとうなるのか。アメリカのような社会が決して幸せだとは思えず難しいところではある。
Posted by
日本でサラリーマンになるというのは、どんな仕事もやりますという契約を結ぶということ。 アメリカなどのようなジョブ型の場合には決まった仕事が与えられるが、日本はそうではない。外部環境の変化に柔軟に対応できる企業側メリットがある一方、キャリアを描きにくくなったり変化の都度覚えること...
日本でサラリーマンになるというのは、どんな仕事もやりますという契約を結ぶということ。 アメリカなどのようなジョブ型の場合には決まった仕事が与えられるが、日本はそうではない。外部環境の変化に柔軟に対応できる企業側メリットがある一方、キャリアを描きにくくなったり変化の都度覚えることが増えるなどの負荷が生じる。 個人的には日本型の方が好き。 今より良い人事制度にすることで、長く働いてもらうことができる。 ・就業時間、場所に関する規則なし ・時間休暇の導入、サバティカル休暇の導入 ・エンパワーメント ・キャリアを自分で描かせる ・社員の自分への投資(1%)
Posted by
1/20 日本企業の人事管理システムを批評する本。 日本人の仕事との向き合い方、エンゲージメントの低さ、向上方法、正規と非正規、長時間勤務、リーダーシップ、人事管理システム、ダイバーシティ、自らがキャリアを自発的に歩む 特に面白かったのはアメリカもかつての繁栄が失われ、終身雇...
1/20 日本企業の人事管理システムを批評する本。 日本人の仕事との向き合い方、エンゲージメントの低さ、向上方法、正規と非正規、長時間勤務、リーダーシップ、人事管理システム、ダイバーシティ、自らがキャリアを自発的に歩む 特に面白かったのはアメリカもかつての繁栄が失われ、終身雇用が危ぶまれた時期があったが日本よりも上手に対応した結果今があるということ。 これはアメリカ人の文化・歴史的背景が大きく影響しているだろう。 つまり今の日本はアメリカと同じアプローチをとっても無駄である。日本人の弱い部分をテクノロジーによって代替できれば日本の労働環境は変わるかもしれない。 また、今日の日本は明治維新の状況と近い。 安定が失われ、既存の価値観をぶっ壊せる人材が必要とされている。
Posted by