1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 新書

イスラム国の正体 朝日新書

国枝昌樹(著者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥836

¥110 定価より726円(86%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784022735966

イスラム国の正体

¥110

商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/03/26

イスラミックステートとイスラム教徒は別物。アメリカ人、イギリス人の若者も多く参加している。彼ら自身もこれが正しいと考え、正義だと思っている。彼らの組織をつぶしても、また別の組織が出てくるのだろうな。

Posted by ブクログ

2018/10/11

中東問題は複雑で理解し辛いが、筆者がわかりやすく説明してくれている。イスラム国が今の領土を確保できた理由、サウジアラビアの狙い、トルコの不気味な存在感など初めて知る内容が多かった。

Posted by ブクログ

2018/05/05

◆アラブ諸国赴任歴の長い元外交官が、イラク・シリアで猛威を振るったIslamic State(IS)につき、その人・物・金・思想や、歴史的淵源にも遡り解説。注目すべきはイスラム教義の多様性を踏まえたISの支配原理◆ 2015年刊行。 著者は元外務省在シリア特命全権大使(エジプト...

◆アラブ諸国赴任歴の長い元外交官が、イラク・シリアで猛威を振るったIslamic State(IS)につき、その人・物・金・思想や、歴史的淵源にも遡り解説。注目すべきはイスラム教義の多様性を踏まえたISの支配原理◆ 2015年刊行。 著者は元外務省在シリア特命全権大使(エジプト日本大使館一等書記官、イラク日本大使館参事官他歴任)。  過日のニューズウィーク日本版で、シリアのIslamic State(IS/イスラム国)はほぼ掃討されたが、アサド独裁には戻らず、クルド、トルコ支援の反政府勢力、アメリカ・イスラエル支援の反政府勢力、ロシア後援のアサド政権、テロリストに逆戻りのIS残党等が、夫々のパトロンの影響下で混乱状態を続けていくとの観測記事が掲載されていた。  そこで、この前提たるIS支配の内実。さらに残党テロ集団となるISの本義。これらを確認するために本書を紐解く。  外務省参事官経験者らしい、地に足を付けた、かつ明快な叙述である。まるでテーマを区分けした報告書と見紛うばかりの叙述が展開されるあたりが、明快と思う所以だ。  分析テーマとして、➀組織の変遷概要、➁金(資金)、➂人(構成員)、➃武器、➄領土=占領地支配の概要、➅依拠する思想、➆組織としての史的淵源(現代史)、➇国際情勢に絡めた要因論と未来像を列挙する。  この点、②金の面では、税・寄付(異教徒への人頭税。また保有資産に即応した課税基準あり)。強盗(遺跡盗掘)、身代金目的誘拐。パトロンの支援や石油売却もあるとのこと。が、これは巷で言われているほど多くはないようだ。  次に③人=構成員。外国人が多く、時には外国人でも要職につける。  これは国際派をアピールする狙い(石油専門家をリクルートする等、テクノクラートに不足を来している可能性も)だという。  また、イラク戦争後に四散したイラクの旧フセイン政権の軍・バース党の残党(世俗的)とともに、イスラム原理主義者との同床も見受けられるらしい(多分、異夢なんだろうなとは思う)。  ④戦闘に必要な武器。  これは、政府軍シリア各基地の制圧による敵武器(中露製多し)の強奪。あとは死の商人から購入とのこと(地獄の沙汰も金次第、を地で行く感じである)。  ⑥と⑦に関連するISの支配原理。  極端かつ少数派的解釈の「シャリーヤ」が基礎にある。  またその根底には、一つにはⅰ)タイミーヤ理論(13Cの対イスラム改宗後のモンゴル支配への武力闘争の正当化理論)。なお、この提唱者はアハマド・イヴン・タイミーヤ。  もう一つの根底としては、ⅱ)戦後のイスラム圏反政府武力闘争の理論的支柱「ジャーヒリーヤ社会論」(提唱者はサイイド・クトゥブ)。エジプトの世俗的指導者ナセル独裁政権に対するカウンターであり、そして、究極には正統カリフ時代を是とし、その復活を旗印に据えつつ、いわゆるサイクス・ピコ協定の全面的否定を狙う立場だという。  このあたりが、本書の特異な叙述で、買いの部分と言えそうだ。  また、組織変遷に関しては、合従連衡していたアルカイダとは現在は別になっている。そして、シリア内の反政府勢力とも交戦状態(だった)とのこと。  21C湾岸諸国指導部のイスラエル敵視から、イラン敵視への転換は明快とのこと。  このあたりが、イラン地域覇権主義へのカウンターと絡んでいるし、戦後以来のイスラエル敵視政策の実効性欠如という観点も見え隠れするところだ。  一方で、本書にあるトルコの思惑については正鵠を射ている。  ところが、ロシアの叙述がないのが玉にキズ。アサド政権の国際的孤立をきっちり把握しておきながら、何故に?…。とは思う部分だ。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品