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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784041024720 |
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月夜の島渡り
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月夜の島渡り
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商品レビュー
3.7
43件のお客様レビュー
幻想的で仄暗い恒川さんの世界。 沖縄が舞台の短編集。 独特な文化が育まれてきた地と不可思議な物語が好相性。
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※このレビューにはネタバレを含みます
私はフーイーが一番好き 他は人間が怖い話ばかりで後味悪くて胸焼け気味だったんだけどフーイーで清々しく読み終えられた この話なかったらムリだったかも パーラーの話と洞窟の奥にいる怪物の話がかなり怖かった イモガイの毒を売る男とかも 私はフーイーの、牙がある首刈りの人も悪い人だけど本土から来た警察官をリンチするような人間の心を引き継いでる感じがしてなんとも言えない
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沖縄舞台の短編7編。沖縄だけど明るいリゾート地じゃなく、現実と虚構と歴史と狂気が混ざったパワースポットっぽい感じ。 ・よかった編 「私はフーイー」 「100万回生きたねこ」みたいだなぁと思いながら読む。何のためにと問われても答えられない転生。ねこは愛を得て終わりにできたけど、フーイーは島に人が生き続ける限り流転を繰り返すのかなーそれもまた大変だと。でもその背に翼が生えても、自由じゃなく故郷を求めて一直線なのが眩しくて切ない。 「幻灯電車」 「生きているから生きている。その時が来るまで生きている。」何のために、と考えていた昔の方がまだ希望があったんだと思わせる諦念が痛い。奪われ歯向かい、得ては失い、疲れ果てた彼女が最後に乗った電車の行き先が安寧の地であればいいなあと思う。 ・良くなかった編 特にない。でも前に見たことある断片が多いかなあという気はした。共通項が多いことが一概に悪い訳じゃないけど、新しい世界が見たいというのも読者のわがまま。 <総評> 文章にほの暗さと掴みどころのない色気が滲むのは詩才だなあと思う。あと「クームン」とかもそうだけど、恋が生まれて関係ができる所がものすごいさらっと書かれていて、ギュウギュウ悩んでドタバタするラブコメ(最近読んだ別作)とかとえらい違いじゃ、と思うと同時にうまくいく時はそういうもんだよな、というのも思った。あとはこの個性を生かしたまま違うタイプの新鮮さを、と思うんだけど、どうなんだろう同じものしか書けない(書かない)作家さんなのだろうかうむうむ。
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