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十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞 幻冬舎文庫

内館牧子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2014/12/04
JAN 9784344422742

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十二単衣を着た悪魔

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商品レビュー

4.4

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2024/02/11

「女が幸せな人生を勝ちとるのに、必要なものは二つだけ。決断力と胆力だ。それさえあれば、たいていのことはどうにでもなるわ」 「人は老い、時代は動く。いつまでも同じ人間が同じ場所に立っていられるはずがない。必ず若い者の世になる。それをわきまえることが大切。若い者には負けぬと、あがいた...

「女が幸せな人生を勝ちとるのに、必要なものは二つだけ。決断力と胆力だ。それさえあれば、たいていのことはどうにでもなるわ」 「人は老い、時代は動く。いつまでも同じ人間が同じ場所に立っていられるはずがない。必ず若い者の世になる。それをわきまえることが大切。若い者には負けぬと、あがいたりみじめな画策をしないことが、人の品性というもの。若い者には負ければよろしい」

Posted by ブクログ

2024/01/26

痺れる程にかっこよく、ウーマンオブザイヤーだったら大賞クラスの弘徽殿の女御がメインのストーリー。 源氏物語は、7年位講座に通っていたので元々興味がありました。 「十二単を着た悪魔」は本家とはかなり違う視点で書かれていましたが、最初から最後まで楽しく読ませていただきました。 ちな...

痺れる程にかっこよく、ウーマンオブザイヤーだったら大賞クラスの弘徽殿の女御がメインのストーリー。 源氏物語は、7年位講座に通っていたので元々興味がありました。 「十二単を着た悪魔」は本家とはかなり違う視点で書かれていましたが、最初から最後まで楽しく読ませていただきました。 ちなみに本家の弘徽殿の女御といえば、ヒール度100%の悪の帝王という感じです。 内館牧子さんはそのイメージを全て覆し女御の知られざる?魅力を存分に引き出す方法として、現代の感覚と発想を持つ女性として女御を登場させました。 とりわけ印象的だったのは彼女の言葉でしょうか。 とにかく何でもズバッとハッキリ言ってのけてしまうのです。 今の時代では好ましいかもしれませんが、平安時代では完全にNGです。 周りに控えている人々は完全に引いてまい、帝ですら 恐れていました。 どこまでも強くて厳しい物言いなのですが、言葉の底には、世のために…という確かな思いがありました。 光は気付いていたのだと思われます。 人間離れした鋭すぎる感性を持つ人物だったので。 そしてもう一人の主人公の雷。 雷は元々現代の人なのですが、なぜか源氏物語の世界へトリップしてしまったのです。 26年という長い年月を女御の側で過ごし、女御と他の様々な人物たちと喜怒哀楽を共有してきました。 その中で心の機微というものを捉えられる人間に成長したのだろうと思われます。 どんな時でも誠実に丁寧に向き合うという事は、相手の本当の思いに触れられる第1歩なのでしょう。 今一度、本家の女御を見直してみようと思い立ち、昔の資料を発掘中です。 当時読んでた本も出てきましたけど、それは又次の機会に。 私の部屋はすっかり散らかってしまいましたが大満足な読書体験でした。 (足の踏み場はありますよ…一応歩けますので…) 最後に女御の決めゼリフ。 「能力は形にして示すものだ」 やっぱり痺れます。

Posted by ブクログ

2023/12/19

源氏物語にワープしてしまった若者といえば、光源氏の関係者の頭中将か、源氏付き人の惟光の近辺にいる人にするのか、と想像するのは平凡。陰陽師を持ってきた作者の発想は、ヒロインが弘徽殿女御であるからなるほどと思う。 なにしろ弘徽殿女御は超オカルトチックに、政的の恋人に憑りついて殺人ま...

源氏物語にワープしてしまった若者といえば、光源氏の関係者の頭中将か、源氏付き人の惟光の近辺にいる人にするのか、と想像するのは平凡。陰陽師を持ってきた作者の発想は、ヒロインが弘徽殿女御であるからなるほどと思う。 なにしろ弘徽殿女御は超オカルトチックに、政的の恋人に憑りついて殺人までするのだから、陰陽師という現代から見るといかがわしくも怪しい職業なのでさもありなんと、一応は源氏物語を知っているのでわくわくする。 その若者「雷」君はトリップする前に現代社会では、大学卒業したけれど受けた全社落ち、フリーターになってしまい、行き場を探している青年というわけで、古文の文芸の世界で何を得るのかが興深い。 このエンターテインメントが幕開は、雷青年の現世では兄が容姿端麗・頭脳明晰とちょうど光源氏のようで、光源氏の兄に当たる弘徽殿女御の息子一宮という、皇太子候補なのに影薄い君に味方するのは、出来すぎの兄弟を持ったよしみで同情したので助けることになった。 源氏物語の筋をたどり、そう来るかと、むふふふと作者の機知を楽しんだ。 けれど、 あれぇ?須磨の巻までなの? 落ちがそれ!と思いがけなくて、脱落したのでありましたが。

Posted by ブクログ

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