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この闇と光 改版
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この闇と光 改版
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商品レビュー
3.8
248件のお客様レビュー
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視覚が戻り、真実の世界を知り辟易とするシーン時点では深すぎる闇も眩しすぎる光も視えるものが視えなくなってしまうから、本質的には同じ物だと感じた。 闇も光も解釈次第だなーと。 同世代の他人や両親に対する愚かさとそれによる生きやすさみたいなものを冷笑と同時に羨ましく思っていたり、闇を知ったものは2度と光の中でだけに居る事が出来ないのも知っていたから、分かるしそれがどんなに苦しいか、自分が苦しいと思っているかを外から再認識できた。 レイア2から、エピローグにかけて読みながらずっと気になっていた誘拐の経緯(真偽不明)を読めて、孝夫もまた光と闇の中に居た事を知れてよかった。 作中では色々な光と闇があったし、この本を読む前に光の中に居た人が闇を知ってどう思ったのかがとても気になる。 他作品から引用するが、「地獄は頭の中にあります」という文章が個人的にこの本を読んでより強く印象に残った。
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YouTubeの紹介がきっかけで読みました。 どんでん返しとは知っていたので読みながら結末を予測していましたが全然分からなかったです。 前半の盲目のお姫様の描写が緻密で、盲目の感覚が詳細にイメージできました。 途中、男の子?と違和感を感じる部分もありましたが違うなあと考え直し見事に騙されました。 初めて読んだ作家さんでしたが、読んで良かったです。
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序盤で想像していた話からあまりにかけ離れた展開にびっくりしましたが、そこから描かれるストーリーと耽美に彩られた世界観があまりに好みで、一気に引き込まれました。闇の中で恋焦がれた極上の美を、光の世界でも追い求める主人公。そこに至るまでの境遇とやるせなさに心打たれ、読了後、しばらく放...
序盤で想像していた話からあまりにかけ離れた展開にびっくりしましたが、そこから描かれるストーリーと耽美に彩られた世界観があまりに好みで、一気に引き込まれました。闇の中で恋焦がれた極上の美を、光の世界でも追い求める主人公。そこに至るまでの境遇とやるせなさに心打たれ、読了後、しばらく放心していました。極上の作品です。おすすめ! ※以下ネタバレ 真相はぼかしていたので想像するしかないと思いますが、『レイア 一』『レイア 二』が作中作だとすると、別荘でのエピソードも真相も全て主人公の「こうであって欲しかった」という妄想なんでしょうか?闇の中で恋焦がれた美に出会えず、現実世界に幻滅する中で生み出された空想だとしたら、とんでもない悲劇だなと感じました。いや、でもレイアとしてお父様と再会できたのだからハッピーエンドなのか?
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