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少女霊異記

高樹のぶ子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784163901442

少女霊異記

¥110

商品レビュー

2.8

19件のお客様レビュー

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2020/06/10

初出 2012〜14年「文學界」の連続6話 高畑明日香は薬師寺の売店の売り子さんだが、地名好きで、『日本霊異記』の愛読者だ。 母親が殺されたという少年が会いに来て、日本霊異記の記述と地名から母親の行方を探しに行くが、行った先でわかったのは少年は10年前に死んでいたのだった。後...

初出 2012〜14年「文學界」の連続6話 高畑明日香は薬師寺の売店の売り子さんだが、地名好きで、『日本霊異記』の愛読者だ。 母親が殺されたという少年が会いに来て、日本霊異記の記述と地名から母親の行方を探しに行くが、行った先でわかったのは少年は10年前に死んでいたのだった。後日母親に会えたと絵馬に書かれていた。 同じ手法で次々と困りごとを解決していく。転任して行った地理の教師の教え子の飛鳥寺の鐘楼に関係する失踪。率川神社で偶然出会った明日香に近づいてくる男。この後この岩島さんと付き合うようになり、謎解きに協力してくれる。 停電復旧工事中に父親が目の前で落雷で死ぬのを見た桃ちゃんが、実は1200年前の復讐をしに来た雷を取り込んでしまった。明日香が雷丘で日本人の1200年に渡る罪を雷神に謝罪するのは、一番印象的な物語。 あとは母親の夢解きと乳癌の話。八角形が押し寄せてきて八尾の由義神社に行き、道教と称徳天皇の無念の思いにたどり着き、霊異記の作者の戒景が烏の姿で現れて自分に伝えてくれたことを悟る。

Posted by ブクログ

2017/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本霊異記はおもしろいと思うし、題材として珍しいと思うので興味をひかれてよんだ。 まず第一にキャラ設定が好みではないからかもしれないが、登場人物に誰一人として愛着を持てずに読み終えてしまった。現代を生きるにしては、若干浮世離れしすぎてないか?

Posted by ブクログ

2017/04/09

設定は面白い。でもそれを生かしきれていない。霊異記と現代を無理矢理くっつけている感じ。その無理矢理感が居心地悪い。 カラスの設定なんかはとても面白いのに、人間は薄っぺらい。展開に応じて都合よく物事が起こりすぎ。読み終わってとても疲れた一冊でした。

Posted by ブクログ

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