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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
発売年月日 | 2014/09/01 |
JAN | 9784620108070 |
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商品レビュー
3.6
140件のお客様レビュー
戦前から戦後の日本を生きた左織が、結婚して子育てをして歳をとっていく時の流れや、その中でどんどん変わる日本に恐怖を覚える様子が生身の人間並みにリアルだった。他人の人生にどっぷり浸かれる醍醐味のある小説であった。 左織の、卑屈なところや自分の意志で人生を謳歌しようとしないところが、...
戦前から戦後の日本を生きた左織が、結婚して子育てをして歳をとっていく時の流れや、その中でどんどん変わる日本に恐怖を覚える様子が生身の人間並みにリアルだった。他人の人生にどっぷり浸かれる醍醐味のある小説であった。 左織の、卑屈なところや自分の意志で人生を謳歌しようとしないところが、もどかしくもあり個人的にも百々子と同じ側の気持ちになってしまう…。 小説の結末では、風美子と左織の繋がりの始まりで終わるところがとても好き。
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冒頭部分は読んだ記憶がある…って何度も図書館で借りて、やっと今回読み切れた!笑 左織の人生を振り返っていく形のお話。 風美子みたいに、ガッツやものすごいパワーのある人が近くにいると、吸い取られるような、勝手に劣等感を覚えてしまうような感じは、なんかわかる気がする。。。 最後は自分...
冒頭部分は読んだ記憶がある…って何度も図書館で借りて、やっと今回読み切れた!笑 左織の人生を振り返っていく形のお話。 風美子みたいに、ガッツやものすごいパワーのある人が近くにいると、吸い取られるような、勝手に劣等感を覚えてしまうような感じは、なんかわかる気がする。。。 最後は自分で決めて、一歩動けたから、いいことなのかな。 百々子との関係は、よくある話なんじゃね?と思ってしまうんだけど、ほどよい距離でいい関係で過ごして欲しいなーと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とりとめもない左織の思い出話から、昭和を生きた世代の味わった苦労と戦後の大きな変化を肌で感じるようだった。 忘れたくても忘れちゃいけない、必死になって生き伸びた時代なのだと思う。運命に抗いながら、運命の中でしか生きられないような錯覚を何度もした。生きて生きてその先に何が待っているかはそこに到達した人にしか分からないのだと思った。 変わっていけない沙織を見ているのは正直苦痛だったのに、やがて人生を悟ったようになっているのを見ると切ない思いが押し寄せた。思わず鼻の奥がツンとなるラストだった。
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