1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

贈与論 他二篇 岩波文庫

マルセル・モース(著者), 森山工(訳者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥1,430

¥1,155 定価より275円(19%)おトク

獲得ポイント10P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/30(火)~5/5(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/07/18
JAN 9784003422816

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/30(火)~5/5(日)

贈与論 他二篇

¥1,155

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/07/07

武器としての哲学の推薦本であった。哲学ではなくフィールドワークである。ポトラッチについての説明である。アジアでは中国についてわずかのページが割かれているのにすぎないので、日本では柳田の本を読んだ方がいいであろう。

Posted by ブクログ

2023/04/29

相手から助けてもらう。自分は相手を助けていない。相手からものを貰う。自分は相手に何もあげていない。他人からの贈り物に「お返し」をしないとなんだか気持ち悪い。他人からの贈り物には霊力が込められている。マルセル・モース『贈与論』1925 人から何か贈り物をもらったら、お返ししないと...

相手から助けてもらう。自分は相手を助けていない。相手からものを貰う。自分は相手に何もあげていない。他人からの贈り物に「お返し」をしないとなんだか気持ち悪い。他人からの贈り物には霊力が込められている。マルセル・モース『贈与論』1925 人から何か贈り物をもらったら、お返ししないと気持ちが悪い。人は贈与と返礼を繰り返している。それにより社会は変化し続ける。人間の社会で何かを手に入れたいのなら、こちらがまず相手に与えなければならない。レヴィ=ストロース『親族の基本構造』1949 援助や好意を受けたら、相手にお返しをする。もらいっぱなしよりも返す方が結局は自分の利益になるし、そうしないと社会で孤立するかもしれない。グールドナー1960 他人が欲しいものを自分しか持っていない場合、相手は自分に依存せざるを得ないため、持ってる側(自分)に権力が生まれる。エマソン1962

Posted by ブクログ

2023/02/27

 数か月前に柄谷行人の『世界史の構造』を読んだ。これは、マルクスの生産様式ではなく交換様式に着目し、それをもとに世界の歴史を紐解いていくのだが、その際マルクスの『資本論』と同じくらい重視されたのが今回読了したマルセル・モースの『贈与論』である。『世界史の構造』を読み終えて「贈与」...

 数か月前に柄谷行人の『世界史の構造』を読んだ。これは、マルクスの生産様式ではなく交換様式に着目し、それをもとに世界の歴史を紐解いていくのだが、その際マルクスの『資本論』と同じくらい重視されたのが今回読了したマルセル・モースの『贈与論』である。『世界史の構造』を読み終えて「贈与」という概念に興味を持ち始めたため、それに関連した新書を何冊か読んでいたが、今回、本腰を入れて、本書を読むことにした。  「贈与」にまつわる話で、モースは①与える義務②受け取る義務③お返しをする義務の三つを取り上げる。これらの義務において、贈与特有の不可思議な力が潜んでいることが読み取れる。また、訳者の解説が本書全体の要点がまとまっているので、先にこちらを読んだ方が良いのかもしれない。以下、要点を書き上げる。  まず「交換」と「贈与」の違いを解説すると、前者は相手に何かを渡した場合、その見返りを正当に要求できる権利を有するのに対し、後者はその見返りを求めることが認められないのである。この二つの概念は一見同じように見えて、実は微妙な違いがあることが確認できるが、社会ではこの二つが混ざりあっているとモースは指摘する。次に、この二つの混ざったもの、すなわち「贈与=交換」には、平和性と暴力性を有するということである。 最後に、モースは本書で「贈与=交換」に、贈与されてはならない財があることに言及する。以上が本書の大まかな要約である。  それにしても、モースの偉大な功績なところは、古今東西で確認される膨大な贈与の歴史をこの一冊にまとめあげたところであろう。これらは資本主義社会が浸透する以前の時代、地域の社会システムであり、現代ではあまり目撃されない摩訶不思議な現象を知ることができる。そのため単純に歴史書として読んでも面白い。ただそれ以上に、現状の資本主義を打開するための指南書としても読めるのではないだろうかと思う。現在、新自由主義的価値観のもとで、徹底的な効率重視、無駄の削減などとにかく非合理なものが排除される。そのため、合理的思考を当然と見なすのが昨今の傾向である。そんなときに、本書を読むと、過去の人間たちが必ずしも理性的ではなかったものの、共同体同士の絶妙な関係が持続して成り立ったことが見て取れる。このようなことをふまえると、現状の資本主義社会を克服するうえで、「贈与」という概念を今後ますます考察する価値があるのではないだろうか。 

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品