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ワルキューレ ニーベルンゲンの指環2

リヒャルト・ワーグナー(著者), 高橋迪(訳者), 高橋康也(訳者), アーサー・ラッカム

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新書館
発売年月日 1984/01/20
JAN 9784403030123

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商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2023/08/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

ニーベルングの指環、第二作目ワルキューレ。話が面白くなってまいりましたよ…!!ヴォータンの話はわかるようなわからないようなというのが正直なところでしたが、ジークリンデとジークムントが出会い、近親相姦を意識しながら結ばれ(神の特権を与えられている、それほどに貴いという理解なるほど)、この子供がのちのジークフリートになっていくという構図…。それからいろいろなものが鏡というのも面白く、ヴォータンとブリュンヒルデの関係もその一つだし、ブリュンヒルデとジークムント/ジークフリートに繋がっていくというのも面白かった。第2日、3日と続いていくのに期待。。。音楽もしっかり予習しなくては。

Posted by ブクログ

2016/10/28

借りたもの。 ジークムントとジークリンデの濃厚なまでに愛を語る第一幕。 『ワルキューレ』における運命の対立ともいうべきか、第二幕のヴォーダンとフリッカ、ジークムントとブリュンヒルデの対話。 ヴォーダンとフリッカが、掟に縛られ息苦しさを感じるが、続くジークムントとブリュンヒルデの...

借りたもの。 ジークムントとジークリンデの濃厚なまでに愛を語る第一幕。 『ワルキューレ』における運命の対立ともいうべきか、第二幕のヴォーダンとフリッカ、ジークムントとブリュンヒルデの対話。 ヴォーダンとフリッカが、掟に縛られ息苦しさを感じるが、続くジークムントとブリュンヒルデの会話は運命に抗う自由の人の宣言のようで、前者とのギャップも相まって力強く感じられる。 前夜『ラインの黄金』において、権力が人の心を捉え愛が戯れに失われるが、今度は様々な形の愛が呼応する。 それは決して、神々と人を惑わすものではない。 ジークムントとジークリンデの愛に感銘を受けたブリュンヒルデは、ヴォーダンの命令に背きブリュンヒルデを助ける。 ヴォーダンに背いたブリュンヒルデに驚き、ヴォーダンに背く事を恐れながらブリュンヒルデを庇い、慈悲と赦しを乞うワルキューレ達。 権力や掟という制度にがんじがらめになった者――ある意味、“指環”の囚われと同義であるもの――を破戒するのはあらゆる形の「愛」であることが仄めかされる。 それはまだ、布石に過ぎない。 翻訳者によるあとがき、「『ワルキューレ』における近親相姦の構造」は興味深い。 新国立劇場 2016/2017シーズン『ワルキューレ』 http://www.nntt.jac.go.jp/opera/walkure/ 上演に伴い、復習がてら読了。

Posted by ブクログ

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