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忘却のレーテ

法条遥(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/07/01
JAN 9784103360315

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商品レビュー

3.1

9件のお客様レビュー

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2019/08/11

目の前で両親が亡くなって以来「死」を想起するものに触れるとトラウマで身体症状が起きる様になった唯。そんな彼女が特定の記憶を消す事が出来る新薬「レーテ」の7日間に渡る臨床実験に参加する事になる。実験の最中には様々な唯のトラウマを発現させる事件が起きるが次の日にはそれを忘れてしまって...

目の前で両親が亡くなって以来「死」を想起するものに触れるとトラウマで身体症状が起きる様になった唯。そんな彼女が特定の記憶を消す事が出来る新薬「レーテ」の7日間に渡る臨床実験に参加する事になる。実験の最中には様々な唯のトラウマを発現させる事件が起きるが次の日にはそれを忘れてしまっている。果たして実験の目的は?読んでいると色々違和感満載で途中で投げだそうかと思ったけど、最終的に明かされる真実まで辿り着くと成る程!となり評価が変わった。しかし丁寧な仕掛けで好みのはずなんだが辛かったのは設定のせいか文章のせいか。

Posted by ブクログ

2019/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶を消す忘却薬レーテの臨床実験に参加した少女が殺人事件に巻き込まれる。一日ごとに記憶がリセットする設定がスパイスとして効いており、著者特有の不条理感に付け加えて、本作では不安感という確証の無さが読者に襲いかかる。キャラクターも、天才博士や謎の美人の殺し屋、新聞記者を演じるスパイ、一日ごとに入れ替わる執事など、一癖も二癖もある人物が多く、さながらサスペンス映画のような面白さがある。ただ、この手の記憶喪失系ミステリは『メメント』など数は多く、それらを知っていればオチは大体が予想がつくだろう。主人公の両親を殺した人間の正体も、伏線にはすぐに気づいたし、入れ替わる執事や死んだはずの人間が蘇るなどの多くの謎の真相が、単なる記憶喪失を信じ込ますという理由付けにしかなっていなかったのが非常に惜しい。騙す謎ではなく、隠されているだけの謎というのは読み手にとってはかなり賛否両論であろう。謎は明かされただけではダメで、やはりそれによる変化が大事だと痛感した次第である。文章は相変わらず透明感があり、捻ったギャグの描写や、やや大仰な言い回しなどが違和感なく溶け込んでいるのはこの作者ならではだろう。

Posted by ブクログ

2017/03/13

忘れる基準がわからない。一定期間の記憶を失うのはわかるけど特定の事柄だけの記憶をなくすって…。あ、でも催眠術のショーでその手のあるか。その言葉だけ出てこないみたいなの。

Posted by ブクログ

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