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星々たち
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星々たち
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商品レビュー
3.7
75件のお客様レビュー
出逢いあれば、別れありw ってな事で、桜木紫乃の『星々たち』 ひとりワルツ 渚のひと 隠れ家 月見坂 トリコロール 逃げてきました 冬向日葵 案山子 やや子 の9つの短編集。 これは早くも今年1の本かも♪ 咲子、千春、やや子の親子三世代に絡む男、家族、周りの人々の人生ド...
出逢いあれば、別れありw ってな事で、桜木紫乃の『星々たち』 ひとりワルツ 渚のひと 隠れ家 月見坂 トリコロール 逃げてきました 冬向日葵 案山子 やや子 の9つの短編集。 これは早くも今年1の本かも♪ 咲子、千春、やや子の親子三世代に絡む男、家族、周りの人々の人生ドラマ。 DNAの遺伝子は遺志を子に伝えるんじゃろなぁと、つくづく思いますw クズな咲子、その親に育てられもせず怒涛な静けさと真っ直ぐな奔放さに生きる千春、その千春にも捨てられながらも静かに生きてくやや子。 それぞれの生き様は酷いけど、強く生きてく様に心打たれると言うか、共感や応援をしたくなる偽善な泥沼にハマり、抜け出せなくなる感覚。 そしてラストが鳥肌物! タイトル、装丁、内容の全てが繋がって完成させられる。 これ映画化しても面白いじゃろなぁ♪ 2018年16冊目
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母とも別れ娘とも別れ、流れるように生きる塚本千春を取り巻く人々の視点から描かれた小説。感情を見せず素朴に生きているのに娘を置いて出て行ったり小説を書きたいという野望を見せたり、過酷な環境の中で時折現れる強い意志が不思議な女性だ。
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咲子31歳…18の時に産んだ娘をリウマチの母親に預けて小さなスナックで働いている。 娘を産みっぱなしで男が変わるたびに流れるように生きてる女。 一章は咲子の恋と久しぶりに会う13歳の娘の話で物語の主人公はこの娘の千春です。 千春が関わった人が一緒にいた時間を語る形でストーリーが進...
咲子31歳…18の時に産んだ娘をリウマチの母親に預けて小さなスナックで働いている。 娘を産みっぱなしで男が変わるたびに流れるように生きてる女。 一章は咲子の恋と久しぶりに会う13歳の娘の話で物語の主人公はこの娘の千春です。 千春が関わった人が一緒にいた時間を語る形でストーリーが進んでいく。 その時その相手といた時間、千春が何を思っていたのかはわからない。 ただ読んでいると母親同様に流されるまま生きていると感じられる。 ただ読んでいてもロクデナシの母親や千春もなぜだか嫌いになれない。 終始流れる昭和の北海道の寂しいほどの空気感、千春の身体に惑わされる男達… 桜木さんのエロス漂う物語は千春が行き着く先はどこなのか、引き込まれていきます。 ラストの章で千春の子供・やや子の話で終わりますが、流れるまま生きてきた3人の生き方はこの作品のタイトルなのだとわかります。 あ〜この作品好きだなぁ _φ(・_・ もし若い頃に読んだら☆2かも… 歳を重ねるのも悪くない笑
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