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「赤毛のアン」の秘密 岩波現代文庫 文芸238

小倉千加子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/05/19
JAN 9784006022389

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「赤毛のアン」の秘密

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商品レビュー

2.8

5件のお客様レビュー

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2016/06/06

この著者は「赤毛のアン」が好きなのかしら? のっけのプリンス・エドワード島(P.E.I.) 訪問記において既にネガティヴというか、「赤毛のアン」に書かれている情景と現実との乖離についても、妙に何か他の意図を感じてしまう。 著者の出自や彼女が歩んだ実生活と、アンをそこまでリンク...

この著者は「赤毛のアン」が好きなのかしら? のっけのプリンス・エドワード島(P.E.I.) 訪問記において既にネガティヴというか、「赤毛のアン」に書かれている情景と現実との乖離についても、妙に何か他の意図を感じてしまう。 著者の出自や彼女が歩んだ実生活と、アンをそこまでリンクさせる必要はないのではないかと思う。僕にとっては「赤毛のアン」は小説なのであって、アンの成長を暖かく見守ってゆきたい。(ここまでが、読書中のレビュー) 読み進めるにしたがって、実はこの著者は「赤毛のアン」をこの世から葬り去りたいとすら思っているのではないかとすら思えてくる。なぜ、アンの物語を著者の実生活に絡めて解釈しなければいけないのか理解不可能である。その解釈も、必ずしも論拠を明らかにしていなくても、または自分勝手な思い込みでる可能性があるのにも拘らず、「明らかである」と断定しきる事に反発を覚える。 最終章の、日本社会と日本女性についての議論の内容については考えを同じくする所が多いのだが、「赤毛のアン」を絡ませてくる必要性は全くないと思う。 本名も「赤毛のアンの著者モンゴメリーについて」とか「モンゴメリー研究」とかにすべきであり、「赤毛のアンの秘密」などという題名を付けることに姑息さを感じてしまう。

Posted by ブクログ

2014/08/14

赤毛のアンを夢中で小さい頃読んだ。まさしく、自由で空想好きで、負けず嫌いで、コンプレックスの塊な女の子が学校の勉強でギルバートに勝つ。そして、腹心の友は、美人で女性らしい、自分に対してねたみを抱かないダイアナ。 大好きなおじいちゃんとおばあちゃんにそだてられていく構図。 アルプス...

赤毛のアンを夢中で小さい頃読んだ。まさしく、自由で空想好きで、負けず嫌いで、コンプレックスの塊な女の子が学校の勉強でギルバートに勝つ。そして、腹心の友は、美人で女性らしい、自分に対してねたみを抱かないダイアナ。 大好きなおじいちゃんとおばあちゃんにそだてられていく構図。 アルプスの少女ハイジを思い出させるような風景。 憧れの情景。 まさにそんな世界にのめり込みました。 だけど、続編からは、どうもあわずにあまり記憶がないのです。 多分、私は女性である役割や結婚の概念とは離れていたんだと思います。 アンの時代が、第一次世界大戦の頃だなんて。実はひいおばあちゃんの時代なんだと思うと驚きです。 そして、近代国家として、男女平等だと思っていた国が実はそうではなかったのも驚きでした。 家政科の成り立ち、英米文学部の成り立ち、キリスト教、良妻賢母への教育。なるほどなあと歴史の紐がとかれた気がします。 モンゴメリは最後自殺。自分のあり方、社会の中の自分、持って生まれた性別への意識、葛藤して、自己分裂していったのかと。 世の中の価値観と個を持つこと。 時代の変化の波の大きさに改めて驚くと同時に、価値観を改めて見直せるような気がしました。

Posted by ブクログ

2014/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハードカバーが出た時に一度読んでいるけど、その時の印象で覚えているのは、「モンゴメリの死因は自殺」という、当時の自分にとっての新事実だけ。 このたびの文庫化で再読してみると、あるじゃないのもっと大事なことが。 老嬢恐怖。負け犬恐怖。行かず後家になるくらいなら、愛のない結婚も辞さず、愛のない結婚を続け、夫の精神病という破たんは糊塗し、離婚は選ばず死を選ぶ。 そんなにそんなに結婚が大事だったから、大家族を擁するアンの賛歌を書き続けることができたんですね。 アンとギルバートの間に会った愛と信頼は、著者にとっては現実に求めも得られもしなかったもの。得られないものを書き続けての、自死。 傷ましい魂です。

Posted by ブクログ

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