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楽園

花房観音(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2014/04/10
JAN 9784120046056

楽園

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商品レビュー

3.6

5件のお客様レビュー

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2017/02/04

書き下ろし。2017年に文庫化。 京都の古い色町「五条楽園」が2010年に警察の摘発で廃業に追い込まれた跡に「楽園ハイツ」と名付けて建てられたアパートの住人たちの物語。

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2016/01/13

2016年2冊目は昨年、下半期に固め打ちした花房観音女史の作品。 あらすじ:京都、五条の遊郭跡に建つ「楽園ハイツ」。そこには管理人の営む喫茶店と、五世帯、六人の女が暮らしていた。そして彼女達にはそれぞれ……。 花房観音が得意とする、複数女性の視点から物語を紡ぎあげるパターン。...

2016年2冊目は昨年、下半期に固め打ちした花房観音女史の作品。 あらすじ:京都、五条の遊郭跡に建つ「楽園ハイツ」。そこには管理人の営む喫茶店と、五世帯、六人の女が暮らしていた。そして彼女達にはそれぞれ……。 花房観音が得意とする、複数女性の視点から物語を紡ぎあげるパターン。今回のキーワードはズバリ「性」。そこに「羨望」「侮蔑」「悔恨」といったドロリとした感情が静かだが、しっかりと脈打っている。 実は、この作品、それほど期待してはいなかったんです。しかし、思いのほか面白かった。「性」を中心に据えているので、表現も描写も多用されているが、官能のそれとしては濃度や密度が足りない。『婦人公論』(中央公論新社)からなので、女性むけなのかな(?)。個人的には官能には分類したくないです。 この作品も、キーパーソンは早い段階で予想はついていました。そして、「序章」と絡めてどう落とすか?は「そうきたか」という感じ。そんな中でも、今回も女性の裏の顔や、暗部を描かせると、この方、やはり「上手い」と思わされた。 個人的には、★★★★☆評価は当然。ただし、あまり、他人(ひと)にすすめることはないでしょうが……。

Posted by ブクログ

2014/08/30

京都市内にある、ほんの数年前まで営業されていた五条楽園という遊郭のあった場所に建てられたアパートに住む女性達の話し。自分は価値がある人間かどうかってどういうときに意識するのでしょうか。ましてや女性の場合、男性からどう見られるのかということに大きく影響されるのでしょう。そんなことを...

京都市内にある、ほんの数年前まで営業されていた五条楽園という遊郭のあった場所に建てられたアパートに住む女性達の話し。自分は価値がある人間かどうかってどういうときに意識するのでしょうか。ましてや女性の場合、男性からどう見られるのかということに大きく影響されるのでしょう。そんなことを感じました。

Posted by ブクログ

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