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ソナチネ

小池真理子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/04/09
JAN 9784163900469

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商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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2020/07/08

2020年7月8日 「交感」の手紙のやり取りがおもしろい。 若き小説家へのファンレターは70過ぎの車椅子に乗るおじいさんから。 手紙の言葉が美しい。相手をリスペクトする言葉、立ち入り過ぎない抑制を効かせる言葉に気分が上がった。結末は少し物足りないけど。 「美代や」の美代は魅力的...

2020年7月8日 「交感」の手紙のやり取りがおもしろい。 若き小説家へのファンレターは70過ぎの車椅子に乗るおじいさんから。 手紙の言葉が美しい。相手をリスペクトする言葉、立ち入り過ぎない抑制を効かせる言葉に気分が上がった。結末は少し物足りないけど。 「美代や」の美代は魅力的だった。美代の変身と最後の「使用人だから」の言葉と、人型の針呪いが人間の業を感じさせられた。

Posted by ブクログ

2020/01/14

 図書館の通路を、目を瞑って指先で無数の背表紙をなぞりながら歩き、その日に借りる最後の一冊をランダムに選んだ。手に取った単行本の、澄んだ水色の表紙を右に90度回転させると、眠っている女性が複数の大きな薔薇の花を、ふっくらと両腕で抱きしめている。花びらの下からは蝶の羽が覗き、絵全体...

 図書館の通路を、目を瞑って指先で無数の背表紙をなぞりながら歩き、その日に借りる最後の一冊をランダムに選んだ。手に取った単行本の、澄んだ水色の表紙を右に90度回転させると、眠っている女性が複数の大きな薔薇の花を、ふっくらと両腕で抱きしめている。花びらの下からは蝶の羽が覗き、絵全体を、無数の小さな水泡が横切っている。ミレーの「オフィーリア」、あるいはクリムトの絵画を彷彿とさせるような、不思議な世界観に興味が湧く。  余談だけれど、わたしは一時期、美術鑑賞にハマった時期があった。来る日も来る日も美術関係の雑誌を読み、展覧会情報をチェックし、渋谷から新宿、上野、大手町などあちこち美術館に足繁く通った。しかし今思うと、あれは単に、美術館の洗練された外観や雰囲気の中に身を投じることが快感だっただけで、ひとつひとつの絵から作者の意図なりその時代を貫くテーマなり、なんらかの情報を読み取るのことなんか、ただの一回もできていなかったんじゃないかと思う。この本の表紙も、何を伝えたいのか全然わからないけれど、なんか綺麗だな、とは思った。  今まで小池真理子さんの本は読んだことがないから、借りようか少し悩んだけれど、ブクログで3.26とまぁまぁ高評価だったのと、ちょうど旅行前で、短編集というのがタイミング的に好都合だと思ったのとで、借りてみた。  どこまでも静謐で冷静な語り。登場人物たちのキャラクターが持つ圧倒的な現実味。短編でありながら、一つ一つのストーリーが持つしっかりとした重厚感。収録された七篇の全てに、洗練された作家としての自信が漲っていて、その揺るがなさがかっこいい短編集だった。  テーマは、愛(特にやや不純な)と、死?配偶者や恋人など決まった相手がいながら、他の異性に向かってしまう抗うことのできない興味に溺れていく登場人物たち。著者はこの「抗うことの出来なさ」に焦点を当てて、理性を保とうと必死になりながら、結局それをかなぐり捨てて駆け出してしまう人間の性を鋭く書き出している。  彼らが身を投じた不道徳的で甘美な関係に、「死」という最大の不可抗力が忍び寄ってきたとき、その関係は終焉を迎えたり、あるいは逆に強固さを増したりする。自分自身もどこかで感じたことがあるような、人間の感情の不気味な蠢きを目の当たりにすることで、ホラーやサスペンスとは違った種類の生々しい身震いを経験した。    短編であっても、長編であっても、一つの物語の最初から最後まで語りのテンションを一定に保つことは、すごく難しい。わたしなんか日記一つ書くのでも書き始めと終わりとで別人のような語り口になってしまうものだから、小説を書くことなど夢のまた夢だ。だからこそこういう、一定のテンション(特にそれが低い場合)を貫き通した作品を読むと、ただただすごいなぁ、と圧倒される。

Posted by ブクログ

2017/12/25

軽く読める 短編集で7作品が収められている。 どれも、今ひとつ物足りなさ、尻切れの感がある。 読者にこの先を考えろということか?

Posted by ブクログ

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