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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2014/02/20 |
JAN | 9784062882484 |
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城を攻める 城を守る
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城を攻める 城を守る
¥220
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商品レビュー
3.6
21件のお客様レビュー
小説家である著者は、自著の作品の根拠として城を研究してきた。その成果が本書であろう。それも、現存または復原天守だけではなく、山城までを含め、城郭攻防という視点から書かれていることに好感を覚える。北海道から鹿児島までの城を順に紹介するが、やはり西に行くほどエピソードが増えていくのが...
小説家である著者は、自著の作品の根拠として城を研究してきた。その成果が本書であろう。それも、現存または復原天守だけではなく、山城までを含め、城郭攻防という視点から書かれていることに好感を覚える。北海道から鹿児島までの城を順に紹介するが、やはり西に行くほどエピソードが増えていくのが面白い。最後の熊本城は、日本の内戦の終焉という意味でも象徴的な城だ。中世の城址に近世の模造天守を建築してしまったり、復原天守にエレベーターを設置する・しないで揉めてしまう我が国。遺構の少ない山城は見向きもされない悲しさを感じた。
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城紹介だけにとどまらず、そこで起こった合戦の状況、いかに攻め、いかに守ったか、何度でも読み直したくなる名著だと思う。旅行に行く際にはもう一度、前もって再読してから城めぐりをしたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いやー面白かった! 「実戦あってこそ城には魅力がある」という主題で書かれたこの本、さすがさすがと言わんばかりのマニアックな城の数々。歴史・城ファンにはたまりません。(逆に天守閣とか景色良い本とか探してる方には絶対オススメしません。笑) 著者は小説家だそうですが、事細かに自分の足で調べ、客観的に書かれてるのだなと思いました。 個人的に行ったことある城もあるのですが、 まだ行けていない北関東の河越、箕輪、鉢形、八王子辺りは特に面白い。 箕輪は長野業政という、この本読むまで全く知らなかった人に関する城なのですが、戦国期には珍しく国人との橫のつながりを重視することで敵の侵入を防ごうとした、中小企業的合理的な考えをもって支配をし、これを武田が打ち破るのに実はすごく時間がかかってたという、 いやまさにこれが歴史の面白さ、というエピソードがいい。そうこうしてるうちに信玄の寿命が来てしまい織田の時代がやってくるんですよね。間接的になんでもない人間が天下を動かすという面白さ。 東海地方の高天神、山中、韮山辺りも面白そうだなぁ。韮山なんかは1日で落城した山中城に代わって4ヶ月も持ちこたえたとは知らなかった。 西日本編に入って、小谷、有岡、と来たときはこの本さすがだなー!!とニヤニヤしてしまいました。(どっちも行ったことがある) 有岡城は特に今「黒牢城」で流行ってるのでめちゃ面白くなるのではないでしょうか。
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