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オオカミの声が聞こえる

加藤多一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地湧社
発売年月日 2014/02/10
JAN 9784885032271

オオカミの声が聞こえる

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2015/04/22

マウコはアイヌの35歳になる女性です。ヌプルクルという、ふしぎな力を授かっていますが、マウコは戸惑いがちです。自分がアイヌ民族であることに向き合う決心をして北海道に戻ってきました。アイヌの歴史、民族について、アイヌの人にしかわからない思いを抱きながら、図書館や博物館で勉強を続けま...

マウコはアイヌの35歳になる女性です。ヌプルクルという、ふしぎな力を授かっていますが、マウコは戸惑いがちです。自分がアイヌ民族であることに向き合う決心をして北海道に戻ってきました。アイヌの歴史、民族について、アイヌの人にしかわからない思いを抱きながら、図書館や博物館で勉強を続けます。 あるとき、博物館で剥製になっていた雌の狼からふしぎなメッセージを受け取ります。マウコは、あるとんでもない決心をしてしまうのでした。 200ページに満たない、ヤングアダルトむけの作品で、とてもわかりやすかった。なぜ、どうして?と、マウコの感じたことを通して、私にも伝わってくること。 アイヌのことを知る、ほんの入り口かもしれないけれど、マウコを通して、日常の中にもそれを感じることができます。 これまでアイヌの地名を漢字で表すことが北海道らしいと思っていたけれど、文字を持たないアイヌの人の尊厳のためには、カタカナで表記すべきというくだりには、はっとしました。

Posted by ブクログ

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