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ユダヤ教 キリスト教 イスラーム 一神教の連環を解く ちくま新書

菊地章太【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/12/06
JAN 9784480067548

ユダヤ教 キリスト教 イスラーム

¥110

商品レビュー

3.4

12件のお客様レビュー

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2022/11/16

ユダヤ教もキリスト教もイスラームも「たったひとりの神」を持つ宗教である。もとをたどれば同じひとりの神だった。それが「それぞれの神」になったとき、地球の表面が変わった。宗教史のうえでは突発的・変則的であった一神教が、なぜ諸宗教をしのぐまでに発展し、世界の底流となりえたのか――。出発...

ユダヤ教もキリスト教もイスラームも「たったひとりの神」を持つ宗教である。もとをたどれば同じひとりの神だった。それが「それぞれの神」になったとき、地球の表面が変わった。宗教史のうえでは突発的・変則的であった一神教が、なぜ諸宗教をしのぐまでに発展し、世界の底流となりえたのか――。出発点であるユダヤ教と、そこから枝分かれしたキリスト教とイスラームを視野に入れ、より大きな広がりのなかで一神教の特質を把握する。「聖戦」「不寛容」「平等」「福祉」「契約」などの題材にふれながら、歴史に決定的な影響を与えた三宗教の連環を解き、一神教の光と闇にせまる比較宗教学の入門書。 第1章 聖戦がはじまる―根絶やしという宗教行為 ひとりの神を信じるところ 神々を投影する世界 契約によって結ばれる 蜜よりも甘いもの 第2章 福祉がはじまる―預言者はみなし子だった 落ち穂を拾う女 イスラエル社会の掟 かつての思いをしのぶ 苦しみのパンを 第3章 続福祉がはじまる―夜明け前のモスクで 東京のモスクにて モスクは喜捨される 信仰のあかしとして 再配分の構造とは 第4章 続々福祉がはじまる―苦しみをいたむ心 罪の女が 白い女性たちの会 誰が先に神の国へ 光りが差し込む瞬間 第5章 平等がはじまる―キンシャサの奇跡へ ザイールの暑い夜明け 切手になったファイター 別種の黒人たちの集団 第6章 寛容がはじまる―はるかなるアンダルス 壮大華麗なつぎはぎ イスラーム芸術の息づく国 イスラーム文明の統一性 第7章 不寛容がはじまる―離散の民の心の空洞 追放された者たちの歌 同居する寛容と不寛容 離散した人々の群れ

Posted by ブクログ

2020/02/26

折しも過激集団「イスラム国」のインターネットをつかった 日本人人質事件の渦中だった 自己責任や首相の中東訪問時期、日本の立場など わたしの頭はめまぐるしくめぐるのだが いちばん思うのは平和ボケ鎖国日本にとっていいチャンスだということ あの敗戦後、苦しかったけれどもなんとか...

折しも過激集団「イスラム国」のインターネットをつかった 日本人人質事件の渦中だった 自己責任や首相の中東訪問時期、日本の立場など わたしの頭はめまぐるしくめぐるのだが いちばん思うのは平和ボケ鎖国日本にとっていいチャンスだということ あの敗戦後、苦しかったけれどもなんとか繁栄し きれいに近代化された日本、自由を謳歌しているよう バブルははじけたけれど、世界にも経済進出して なんとか、かんとかあっぱれに生きているような日本 しかし、世界は甘いものではない この本にもあるのだが 中東にただひとりの神があった ユダヤ教が一番最初、枝分かれしてキリスト教、イスラームの順番だ そうして元がおなじ神を畏れた人々は おなじように寛容と不寛容を繰り返しているのだと 相手、つまり枝分かれした神々信者は枝分かれを絶対許さないらしいのだ お互いとことん根絶やしにしないと気が済まないらしい わたしなどは神社に詣で、帰りにお寺に参るなど平気 そういう節操ない日本人にとって想像もできない憎しみの連鎖、連環 に、飛び込むのはやっぱり大変なことなのである いや、この距離がなくなった地球に 日本という国だけが縮まってはいられないから すこしでも西欧や中東や亜細亜や阿弗利加のことを知らなければならない 本当に知っているかどうかを知らなければいけない わたしという歳も歳で何役立つわけでもないのだけれども すこしでも勉強して知ることだけでもいいのではないかと思う

Posted by ブクログ

2017/05/18

以前、同じ著者の『儒教・仏教・道教』を読んだことがあるが、それに比べると、様々なテーマが様々な話題を伴ってあちこちに展開することも少なく、おとなしい書きぶりで読みやすい。3つの宗教を、聖戦・福祉・平等というキーワードでまとめて語る、その視角が勉強になった。

Posted by ブクログ

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