自分達が次にできることは何か。 という問いから始める企業は顧客が次に必要とするものが何か。を理解出来ない。 デジタルディスラプターは顧客が本当に求めているものを提供する為に、私達には何ができるか。を問う。 イノベーションに関する3つの法則 1.隣接領域を探求する 　顧客が次に求める可能性のある領域を洗い出す。 2.融合的な隣接領域を活用する 3.イノベーションの道を貫く 　 デジタルディスラプションを起こすステップ 1.自分自身にデジタルディスラプションを起こす。 　部門間の壁を避けながら行う。 　潜在的競争相手を全て洗い出し、彼らから学ぶ。 2.顧客から始める。 　顧客の根本的欲求を特定する。 3.トータルな商品体験を作り上げる。 　デジタルツールを使う。 　積極的に提携する。 　失敗を予想し、受け入れる。 ディスラプションとは創造的破壊と本書では訳している。 デジタル技術を駆使して創造的破壊を行うこと。 顧客の利益を最優先した考えであり、 次に顧客が必要とするものは何かという隣接領域のイノベーションである。 その際、フリーミアムを活用、提供して迅速に商品、サービス、仕組みに革命を起こすこと。 本書で指摘されていることはまず行動。ということにも繋がっている。

ディジタル時代における「破壊的イノベーション」を起こす方法論について書かれています。しかし、本質的にはクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」に書かれている内容と大きな差はありません。 という観点で本書を批評すること自体がデジタル・ディスラプションを起こせない側の人間ということでしょうか。 無料のデジタルツールを活用し、隣接領域を、より早く探究してみたいと思います。