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タタール人の砂漠 岩波文庫

ブッツァーティ【作】, 脇功【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/04/18
JAN 9784003271919

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タタール人の砂漠

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商品レビュー

4.2

115件のお客様レビュー

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2024/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一度きりの人生、やりたいことや夢に向かって懸命に生きよう、時は遁走していってしまうから、と実感した。 主人公があれだけ出たがった砦に徐々に順応していく様子や砦の人たちが意味のない仕事を必死になって遂行する滑稽さ、天命を全する人への嫉妬がリアルだった。 また年齢や立場によって感想が異なると思う。ある程度歳がいくと置かれた場所で咲く素晴らしさに目が行くし、自分は漫然とした日常に夢が埋没していく恐ろしさに震えた。

Posted by ブクログ

2024/03/02

辺境の砦に配属された主人公、何も起きない砦で「いつか敵が攻めてくるかもしれない」と幻想を抱きながら無駄に時を重ねていく。 まだ若いからなんとでもなると思っていた主人公が老いを自覚する描写にゾッとした。 一種のコンコルド効果ということだろうけど、金は別の方法で稼ぐことができるの...

辺境の砦に配属された主人公、何も起きない砦で「いつか敵が攻めてくるかもしれない」と幻想を抱きながら無駄に時を重ねていく。 まだ若いからなんとでもなると思っていた主人公が老いを自覚する描写にゾッとした。 一種のコンコルド効果ということだろうけど、金は別の方法で稼ぐことができるのに対して時間は絶対に取り戻せないから怖い。

Posted by ブクログ

2024/02/23

いったいどこで 進むべき道を間違ってしまったのだろう。 ふと気づけば、 思いもよらない場所、 望んでもいなかった場所に、 ひとりぽつんと佇んでいる。 人生の半ばでそんな思いを抱くひとは、 存外多いのではないでしょうか? そう気づいた時には、 後戻りしようにも、 時がたちすぎていて...

いったいどこで 進むべき道を間違ってしまったのだろう。 ふと気づけば、 思いもよらない場所、 望んでもいなかった場所に、 ひとりぽつんと佇んでいる。 人生の半ばでそんな思いを抱くひとは、 存外多いのではないでしょうか? そう気づいた時には、 後戻りしようにも、 時がたちすぎていてどうにもならない。 そして最期の時を迎え、 きょうまでのことはすべて無駄骨だったと、 思い知ることになるのかもしれません。 それは運命だとか、定めだとかいうのではなく、 自然の成り行きなのだと思います。 自分で進むべき道を選んでいるようでも、 実は皆、その時々の状況に流されて 生きているのではないでしょうか。 なかには思いどおりの生涯を生きてこられた というひともいるでしょうが、 そんなのは極めて稀で、 もしかするとそう信じたいだけか、 あるいは錯覚なのかもしれません。 本書は、人生に抗おうとして抗いきれず、 むなしい生涯を送った男の物語です。 著者は30代半ばでこの小説を書いたようですが、 そのことには、なんとなく納得できます。 晩年になるとあきらめの境地もあって、 そんなことは取るに足りないことのように 思えてくるのではないかという気がするからです。 この小説は1940年に刊行されたものですが、 普遍的なテーマを扱っているからこそ、 いまも読み継がれているのでしょうね。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ

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