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俺俺 新潮文庫

星野智幸【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/03/29
JAN 9784101164526

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商品レビュー

3.2

65件のお客様レビュー

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2022/11/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

4年ぶりに再読。直前に宇野重規『〈私〉時代のデモクラシー』を読み、それを道標にまたこの作品を読みたくなった。 私なりにこの作品の構造を整理してみる。 ヤソキチがメガトンを辞めると言った時の大樹の反応などに例えられるように、【俺】たちは自分より劣っている存在によって自分の存在価値を感じているのである。 同時に自分も誰かから見下されていたり、同調圧力に晒されたりしていて、自分の存在価値が不安定であることを許せないのである。(「均」的考え) 自分が固有で特別な存在でありたいという思いから、自分を見下したり圧力をかけたりする【俺ら】を「削除」し始める。 しかし元々他の【俺】を見下すことで自分の存在価値を確かめていた【俺】にとって、【俺ら】を「削除」することは自分の存在価値が消失する危機に晒すことになる。 【俺】は食われながら、自分は相手に必要とされていることに気づき、喜びを感じる。また【俺】は【俺】を食いながら、【俺】のおかげで自分が生きていることに気づく。 『〈私〉時代のデモクラシー』では、〈私〉が〈私〉であるためには、〈私〉を認めてくれる存在、他者が必要である、と述べられている。 自分を大切にすることと相手を尊重すること。この2つは相反しているように見えて、実はお互いが必要とし合っているのだ。 この両立を実現するには、【俺】そして【俺ら】を信用することができるかどうかにかかっている。

Posted by ブクログ

2022/07/30

最初の日常の一場面からまさかまさかの展開。 想像だにしないストーリーに、とにかくこの混乱を早く治めたくて、ページをめくればめくるほど更なる混沌が待ちかまえていて。 凄かったです。なんでしょう。非現実なホラーな世界なんだけど、明瞭にイメージできる世界に圧されて震えちゃいました。 ラ...

最初の日常の一場面からまさかまさかの展開。 想像だにしないストーリーに、とにかくこの混乱を早く治めたくて、ページをめくればめくるほど更なる混沌が待ちかまえていて。 凄かったです。なんでしょう。非現実なホラーな世界なんだけど、明瞭にイメージできる世界に圧されて震えちゃいました。 ラストの意外性も良かったです。手放しでホイホイと人に勧められないのですが、是非読んで体感してみてほしいと思える強烈な一冊。 できれば前知識無しに手にとることをお勧めします。ようこそ俺俺ワールドへ。

Posted by ブクログ

2021/09/08

安易にオレオレ詐欺に手を出していとも簡単に成功してしまう冒頭、道徳的に過ぎるラストはどうかと思った チンケなオレオレ詐欺こら人類創世、個の誕生まで読ませる

Posted by ブクログ

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