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写楽 閉じた国の幻(下) 新潮文庫

島田荘司【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/01/29
JAN 9784101033136

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写楽 閉じた国の幻(下)

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商品レビュー

3.8

86件のお客様レビュー

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2023/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2013/5 初読時のメモより 作者が提示した、写楽の謎:写楽が誰にせよ(既に知られた人物の変名にせよ)何故出自などが全く伝わって無いのか、接触していた筈の周りの人々が写楽について何故なにも語っていないのか。写楽はオランダ人だったという仮説は、これを合理的に説明していると思う。役者絵は、ブロマイドと芝居の宣伝を兼ねるものなのに、写楽は本来対象にならないような端役も描いていたという事も本作で初めて知った。

Posted by ブクログ

2022/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了して、まさに写楽、証明終了したんじゃないかと思った。 そもそも写楽という名前自体、写す楽しみと書く、という話になった時のパズルのピースがはまった感は鳥肌モノ。 説を実証するために証拠の文献を集めていく過程は、学術研究の楽しさも感じられた。 そして、カリスマ出版人の江戸っ子・蔦屋と、お調子者で気のいいオランダ人・ラスさんの友情には、意外にも涙腺が緩んでしまった。

Posted by ブクログ

2022/02/26

謎の絵師写楽の正体は? 実在する歴史上の謎に対し、小説の体をとりながらも、作者の膨大な下調べと長年の考察による新説をぶち上げる。このような小説を読むのは初めてかもしれない… 自分は写楽について知識がないので、これが写楽論争に一石を投じ得るものなのかは分からないが、 読んでいる限...

謎の絵師写楽の正体は? 実在する歴史上の謎に対し、小説の体をとりながらも、作者の膨大な下調べと長年の考察による新説をぶち上げる。このような小説を読むのは初めてかもしれない… 自分は写楽について知識がないので、これが写楽論争に一石を投じ得るものなのかは分からないが、 読んでいる限り状況証拠もいくつかあるしとても面白いと感じた。もちろん小説家ならではの創造力がその合間を埋めているのはわかっているが。 なによりこのようなチャレンジングな小説を読んだのが初めてなので単純に感動した。 実在しない絵師をでっち上げて完全フィクションを作ったのならこんなに感動しなかったろう。

Posted by ブクログ

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