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閉経記
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閉経記
¥220
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商品レビュー
3.9
34件のお客様レビュー
女が歳をとることにまつわるあれこれ。子どもが手を離れ、夫と老いた父親の世話をしながら、ズンバを踊る伊藤さん。
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更年期の身体、親の介護、パートナーとの関係など、改めて発見し驚き、あけすけに記す比呂美さんに好感が持てた。
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"どうしてこんなに自分のやりかたを他人に押しつけることができるのかなあと、子ども心に思っていた。どうして娘といえども他人だということがわからないのかなあ、と。 わからないのだ、自分と娘の間に線を引けない人なんだとあきらめたのは、思春期を過ぎてからだ。理解しようとしなかっ...
"どうしてこんなに自分のやりかたを他人に押しつけることができるのかなあと、子ども心に思っていた。どうして娘といえども他人だということがわからないのかなあ、と。 わからないのだ、自分と娘の間に線を引けない人なんだとあきらめたのは、思春期を過ぎてからだ。理解しようとしなかったんじゃなく、理解できなかったのだとわかったのは、四十すぎて、母からすっかり離れてからだ。でも、いいのである。悩みを聞いてくれた母が最後にいた。そして、「あんたがいて楽しかったよ」で母の呪いがとけた。母の声は一生聞こえつづけるだろうが、それはそれでいいのである。"(p.192)
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