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演じられた白い夜
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演じられた白い夜
¥220
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商品レビュー
3.2
18件のお客様レビュー
クローズドサークルかつ見立て殺人もの。 本編の合間に作中劇が組み込まれており、そのシナリオに沿うようにして現実でも事件が起きる。 個人的に事件そのものよりも登場人物達に興味が湧いてしまう。 特に麻子と2人の男の関係性が、本作でどう展開していくのかが気になって仕方なかった。
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推理小説でも度々用いられる「クローズド・サークル」。外部との接触が断たれた空間に何人かが残され、そこで殺人が進行していくというもの。アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や綾辻行人の「十角館の殺人」などが有名なところ。 本作では、舞台を行う人たちが山奥のペンションに集...
推理小説でも度々用いられる「クローズド・サークル」。外部との接触が断たれた空間に何人かが残され、そこで殺人が進行していくというもの。アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や綾辻行人の「十角館の殺人」などが有名なところ。 本作では、舞台を行う人たちが山奥のペンションに集められ、その練習する劇中でもクローズド・サークルが用いられている。つまり、二重のクローズド・サークルが仕掛けられている。そして、その劇に近い形で現実の殺人も進行していくという展開。劇というところが本作のポイントを占めている。役者には誰が犯人で誰が殺されるのかなどが記されておらず、少しずつ分かっていくようになっている。当然、被害者は以降の出番がなくなるわけで、それはつまり演劇者としての終わりを意味している。殺人の恐怖に追い詰められるばかりではなく、そうした演者間の微妙な心の揺れも描かれている。
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演劇でミステリーをやる。演劇の上手い人が殺人役をやってしまうと、話の途中で犯人がわかってしまうので、役者はストーリーをほぼ知らされずに演技する。まさか、こんな感じになるとは思わなかった。
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