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つやのよる 新潮文庫

井上荒野【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/11/29
JAN 9784101302560

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商品レビュー

2.8

27件のお客様レビュー

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2021/12/02

井上荒野祭り。本人に語らせずに関わった人間たちの口を借りて艶というその人物を描くってこの手法は、「悪女について」かあるいは「横道世之介」か?と思って読み進めたけど、そこは井上荒野だわ。直接的な描写はほとんどせずに、読者に想像をさせつつ艶って女性を描こうと物語は進んでいくし、それぞ...

井上荒野祭り。本人に語らせずに関わった人間たちの口を借りて艶というその人物を描くってこの手法は、「悪女について」かあるいは「横道世之介」か?と思って読み進めたけど、そこは井上荒野だわ。直接的な描写はほとんどせずに、読者に想像をさせつつ艶って女性を描こうと物語は進んでいくし、それぞれ単体で短編として見てもそこそこ成立してる。読み終えても、艶ってどんないい女だったんだろう、悪い女だったんだろう、って思いが残るのは作者の思う壺か。しかし井上荒野が描く中年女性にはすごくリアリティを感じるのに、彼女が描く若い女性にはあまりそれを感じないのは何故なんだろう。読んでる自分が中年だからなのか。

Posted by ブクログ

2018/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

井上荒野先生の小説が読みたくて、映画化されている小説なので読んだ本。井上先生の著作で初めて読んだ本。共感できるキャラクターや好きなキャラクターがほとんどいなかったので、あまり作品の中に入り込めなかったが、松生艶の描き方がプロの作家じゃないとできないやり方だと思った。井上先生の別の作品も読みたいと思った。

Posted by ブクログ

2018/04/18

オムニバス形式ものが好きなので、みんなが直接でなくとも艶につながっているのが面白かった。 ラストだけ松尾(男)の話。もうただの執着というか…。こういう人っているな。映画も見てみたい。

Posted by ブクログ

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