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たったひとつの、ねがい。
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たったひとつの、ねがい。
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商品レビュー
3.3
63件のお客様レビュー
けんごさんおすすめで気になってたやつ。 ページも少ないから今日2冊目だけど読み終わった。 復讐かと思いきや…!? 最後のタネ明かしうーん。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙から想像できるような恋愛小説ではなく、全てを捨てて殺戮を決意した復讐劇… だと聞いて読み始めた。 最後まで読むとそこが本質ではないことに気づく。 まずこの小説は、我孫子武丸の「殺戮にいたる病」を例に挙げられるような、エゲツない描写のカモフラージュに包まれたどんでん返しミステリーである。5章の最後「俺が食おうと思ってたのに」で主人公へのイメージが一変する。実はプロローグで彼女である東雲陽子を車椅子の男たちに食べられていた「拓也」は、1〜5章のタクヤとは別人だった。 さすがに拓也さん、あんな目にあったとはいえ人格変わりすぎでは、と思っていたが人どころか時代まで違っていたのである。 ネタバレを知った上で読み直すと、この車椅子のタクヤの行動は常軌を逸している。帯の「この物語に同情の余地などない」などという表現ではタクヤには生ぬるく、この世に存在する悪を全て集めたような外道っぷりである。 食い物の恨みは恐ろしい、その言葉の重みを何倍にも感じられるような作品だった。
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やられた。もう、意味わからんくらい異常。でも、確かめるようにまた最初の方を読み始めると、ちゃんとちりばめられていた。うまいことに。
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