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近代朝鮮と日本 岩波新書

趙景達【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2012/11/22
JAN 9784004313977

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商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2022/11/12

岩波新書 趙景達 近代朝鮮と日本 統一王朝成立から韓国併合までの日朝関係史の本。日本の目線で読むと、日朝関係の失敗が 太平洋戦争につながっている 失敗の元凶は 征韓論だと思う。征韓論さえなければ、日清日露戦争もなく、空疎な自己肥大をして 太平洋戦争に向かうこともなかった...

岩波新書 趙景達 近代朝鮮と日本 統一王朝成立から韓国併合までの日朝関係史の本。日本の目線で読むと、日朝関係の失敗が 太平洋戦争につながっている 失敗の元凶は 征韓論だと思う。征韓論さえなければ、日清日露戦争もなく、空疎な自己肥大をして 太平洋戦争に向かうこともなかった ロシアの脅威に備えることに征韓論の必要性があったとしても、征韓論の先にある韓国併合がロシアからの防衛の効果があったのか疑問。検証した本があったら読んでみたい 韓国の目線で読むと、高麗から李氏朝鮮まで 千年続いた統一王朝が、滅亡した原因は、儒教国家としての硬直性、清の弱体化、日本やロシアの外圧、腐敗政治と身分制崩壊にある

Posted by ブクログ

2020/10/31

日本の近代史を学ぶ際し避けて通れない朝鮮との関係。 何故、日本が近代化に成功し、何故、(中国と)朝鮮の近代化が遅れたのか? 本著には、その理由が説明されている。 ポーランドがドイツとロシアに挟まれ苦難の歴史を歩んだように朝鮮も中国、日本、ロシアに囲まれ苦難の歴史を歩んだ。ただ、...

日本の近代史を学ぶ際し避けて通れない朝鮮との関係。 何故、日本が近代化に成功し、何故、(中国と)朝鮮の近代化が遅れたのか? 本著には、その理由が説明されている。 ポーランドがドイツとロシアに挟まれ苦難の歴史を歩んだように朝鮮も中国、日本、ロシアに囲まれ苦難の歴史を歩んだ。ただ、大国に挟まれた国だからこそ、民族的なアイデンティを強く持ち続けたのだろうし、それを過小評価した結果が韓国併合の失敗だったのだろう。 また、朱子学は漢民族の明時代に国家教学となったもので、朝鮮がその正統性を引き継いだともいえる。その意味で満州族の清朝に対して優位性を感じていたのであろうし、下級武士が作った明治政府に対しても同様に優位性を抱いていたと思う。 自らを誇り高い民族としていた。 以下引用~ ・松陰がこうした「征韓」論を正当化した論理が、「国体」論である。朱子学が原理化されていなかった近世日本では、仏教や神道も儒教と併存して大きな力をもち、蘭学されも許容されていた。従って、日本では守るべき絶対的な「道」が存在しなかった。そこで、ウエスタンインパクトの脅威に対抗するために、護持すべき何者かを創出する必要があった。それこそが「国体」であった。 ・松陰の立場は、「道」と「国」を画然と分離し、「道」の上に「国」を位置付けることであった。ここに万世一系の天皇が統治して億兆が絶対的に忠を尽くす「万邦無比」の「国体」思想が創造される。以降、「国体」思想は長州藩の彼の弟子たちによって広められ、明治憲法において近代日本の国家原理として確立を見ることになる。 ・「道」を守ることこそ、「国」の存亡を超えた絶対的な行為であるとして、儒教文明の絶対護持を峻烈に説いた。このことは、現実の朝鮮王朝が尊いのは「道」の実践を行っているからであり、その実践を放棄するならば、そうした王朝は意味がないということを意味する。 こうした思想は、日本の「国体」とはまるで違っている。日本では「国体」思想の台頭によって「国」が絶対化されたがために、「道」は二義的なものとなり、西欧化への転回が容易にできた。西欧への徹底抗戦は「国」を滅ぼすことにしかならない。西欧にかなわないと認識されるやいなや、攘夷論が開国論に急転回した秘密はここにある。それに対して朝鮮では、「国」を滅ぼしても「道」に殉ずることこそが、人倫の正しい行為とされた。これが儒教原理国家ともいえる朝鮮の現実であり、仏米への徹底抗戦を可能にさせた理由であった。 ・一般に近代国家は政教分離を原則とするが、大韓帝国はあえてそれに反する近代国家作りを選択した。 高宗は、儒教的民本主義を回路として近代化と臣民=国民化を推し進めようとしたが、それは大変な困難をともなうものであった。 ・初代統監に就任したのは伊藤博文である。統監は韓国駐在軍を使用する権限をもった。文官でありながら軍事権を持つというのは、明治憲法に定められた天皇の統帥権を侵犯するものである。軍部からの反対もあったが、天皇の勅語によって特例的に認可された。

Posted by ブクログ

2019/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

韓国の視点から見たアジア近代化の歴史を興味深く読んだ。あまり使ったことのない言葉遣いがちょくちょく出てきて読むの大変だったけど。対して日本の歴史ってどういう流れだっけ?と思ったとき、自分の国の政治文化なんなのかよくわかってないことに愕然としたのたけど。 韓国で長く王朝時代が続き王朝ドラマも人気な理由が、政治文化から垣間見えて面白い。国を治めることに対する考え方の違いが、日中韓の関係がこじれる根本にあるというのも目から鱗。

Posted by ブクログ

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