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世界で一番詳しいウナギの話

塚本勝巳【著】

定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介 タイトル通り、うなぎに関する本である。著者は40年間、太平洋でウナギを追い続けたウナギ博士。その研究の集大成という本書は、世界で初めてマリアナ海嶺で天然卵の採集に成功した秘話から、幻の絶品「アオウナギ」の作り方、完全養殖に足りないものの解説などなど、「世界で一番詳しい」ウナギの知識が得られる知的興奮を得られる冒険とロマンに溢れた上質のサイエンスアドベンチャー!
販売会社/発売会社 飛鳥新社
発売年月日 2012/09/10
JAN 9784864101899

世界で一番詳しいウナギの話

¥1,430

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2019/02/02

うなぎの研究、そしてそこからわかるうなぎ生態がわかりやすく書いてあります。 わかりやすく書いてあるので大変読みやすい本です。

Posted by ブクログ

2017/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 本当のところ、多くの研究者は「何の役に立つか」を考えて研究をしているわけではありません。最初は、目の前にある不思議な現象に「あれ、なぜだろう」「どんな仕組みになっている農家な」と感じ、やがて気になって仕方なくなり、研究を始めるのです。そして、疑問が解けるまで、研究者をつき動かしているのは「知りたくてたまらない」という欲求です。(p.6)  運動能力と方位決定能力、そして動因。この三つの条件が揃うと動物は「旅」に出ます。人間でも動因は重要で、能力が揃っているのに、やる気がないばかりに何の行動も起こせない人っがけっこういます。  動因が働き始めるのは、場所Aから場所Bに旅立つ直前です。動物は、そのモチベーションを保ち続けて場所Bに到達する。アユの場合、水流や落水が刺激になって、遡上や飛び跳ね行動、つまり反応が起こります。(p.24)  私はアユやウナギの会費を研究してきましたが、その根源的な問い掛けは「動物はなぜ旅をするのか」でした。動物の移動すべてに共通するのは、前の環境における「不都合」です。個体密度の上昇や餌不足、寒冷化などの不都合が生じ、動因レベルが上昇する。換言すれば、行動が始まる閾値が下がるということです。  旧約聖書に『出エジプト記』という話があります。紀元前13世紀、モーゼに率いられたイスラエルの民がシナイ半島に脱出するのですが、その原因はエジプトのファラオによる圧政でした。4世紀にはゲルマン民族の大移動が起きます。東方の騎馬民族フン族が欧州のゲルマン民族を圧迫したため、ゲルマン民族は南下してローマ帝国領に雪崩れ込んだわけです。  こうした現象は規模こそ小さくなりましたが、現代でも起きています。ベトナム戦争時はボートピープルが日本にまでやって来ましたし、直近では北朝鮮からの脱北者たちがいます。貧困、迫害、戦乱といった原因で、住み慣れたはずの地が不都合になると、人という動物も脱出に駆り立てられるのです。こうした歴史が「旅とは何か」を如実に物語っています。(pp.47-48)

Posted by ブクログ

2014/08/02

うなぎ研究者が卵を発見するはなし。やはり研究者本は面白い。日本人がうなぎを食べ尽くしてしまう前に卵が見つかってよかった。そこからわかる発生過程は完全養殖までのハードルの高さ。絶滅させる前に興味深い生態を知ることができてよかった。

Posted by ブクログ

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