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ヒトはなぜ難産なのか お産からみる人類進化 岩波科学ライブラリー197

奈良貴史【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2012/09/10
JAN 9784000295970

ヒトはなぜ難産なのか

¥1,045

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2018/11/05

人類進化学・考古人類学の人がヒトのお産について考察。ご自分の奥さんの出産が本書執筆のひとつの契機になっている模様。しかし、薄い割りに高いんだな、岩波科学ライブラリーは。図書館だから別に文句もないけれど。 ・ヒトの場合、骨盤の骨だけ見れば90%以上の確率で男女を判別できる。しかし...

人類進化学・考古人類学の人がヒトのお産について考察。ご自分の奥さんの出産が本書執筆のひとつの契機になっている模様。しかし、薄い割りに高いんだな、岩波科学ライブラリーは。図書館だから別に文句もないけれど。 ・ヒトの場合、骨盤の骨だけ見れば90%以上の確率で男女を判別できる。しかしヒト以外の動物では骨盤に明確な性差が見られない。ヒトの女性だけが出産に適応して骨格を進化させている。それくらいヒトだけ難産だということ。 ・ヒトの胎児は、産道の形に応じてコークスクリューのように回転しながら生まれてくる。器用なものだ。 ・出産の姿勢としては座位や立位もあり、これらの方が産婦が楽だとも。いま主流の水平位は介助する側の都合が優先されている?ホンマかいな。 ・帝王切開の率があがっており、医学的見地からでなく行われているのではと。高齢出産の増加に連れて上がっている部分もあるだろうに。出産のような行為が帝王切開というテクノロジーに頼りすぎると、それに適応してしまっていざテクノロジーが失われた時の懸念があると。心配しすぎのような気もするが、なるべくローテクでいくのはひとつの知恵かもね。

Posted by ブクログ

2013/07/27

驚くなかれ、著者はネアンデルタール人の専門家であり、こと出産に関しては自分の妻の三人の子供の出産に立ち会った経験があるのみである。 もちろん、医療関係者ですらない。しかし、その著者が語る出産からみた人類進化論は非常に興味深く、130ページ程度とコンパクトでありながらしっかりと押さ...

驚くなかれ、著者はネアンデルタール人の専門家であり、こと出産に関しては自分の妻の三人の子供の出産に立ち会った経験があるのみである。 もちろん、医療関係者ですらない。しかし、その著者が語る出産からみた人類進化論は非常に興味深く、130ページ程度とコンパクトでありながらしっかりと押さえるべきは押さえられ、かつ図解や写真も豊富、また表現も平易で読みやすいので、このあたりのことに興味がある人ならだれでも楽しめそうだ。 図書館で見かけて何気なく借りただけで特に期待していなかったのだが、なかなかの好著で得した気分。 岩波科学ライブラリーはだから好き。 ヒトが難産なのは直立二足歩行をするようになったからであり、そのために頭が大きくなったためでもある。頭が大きいために未熟な状態で生まれてくることになり頭蓋骨も変化。難産による生命の危険を救うために他人がかかわるお産になり、それが次第に生理としての出産から文化・医療としての出産に変化、などいちいち説得力がある。 そうだよね~、出産を一人でしない生き物はほとんど人間だけだよなあ。 こんなところにも、生物としての進化の結果が影響していたなんて。 生物の生態や行動には、種を存続させるという一番の目的のために、あらゆることが変化しながら形態を変えながら、その時出来うる限りの最善策が取られているんだなあということを実感。 環境の変化に伴い進化してきたのが生物だから、今は気づかずとも生き物は進化し続けているはず。 最近、10万年後のヒトの顔想像図が公開されたが、これからのヒトがどんなふうに変わっていくのか、興味もあり怖くもあり、というところかな。 確かめられないのがちょっと残念。 余談。 安産の代名詞のように言われている犬だが、人間が愛玩目的で作り出した短頭種の犬(うちのワンコも…!)も実は難産傾向だなんてやはり、という感じ。犬のマズルが長いのは、そのままお産も楽だということだったのね…。

Posted by ブクログ

2013/07/15

解剖学の先生の話が面白かったので、関係あるかなと手に取ってみた。だいたい聞いた話通り。100年後、200年後、千年後、ヒトのお産はどうなっているのかな。

Posted by ブクログ

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