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老いと死は遺伝子のたくらみ プログラムとしての老い

日高敏隆【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 武田ランダムハウスジャパン
発売年月日 2012/08/27
JAN 9784270007044

老いと死は遺伝子のたくらみ

¥220

商品レビュー

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2016/11/26

日高敏隆氏(1930~2009)の「老いと死は遺伝子のたくらみ」(2012.8)を読みました。生は自分の知らない偶然によって始まり、その後は発育・成長・老化・死と遺伝的にプログラムされている。そんなことを知らない動物と知ってしまった人間、どちらが幸・不幸というのではなく、「無」に...

日高敏隆氏(1930~2009)の「老いと死は遺伝子のたくらみ」(2012.8)を読みました。生は自分の知らない偶然によって始まり、その後は発育・成長・老化・死と遺伝的にプログラムされている。そんなことを知らない動物と知ってしまった人間、どちらが幸・不幸というのではなく、「無」になる日まで楽しく生きようとの著者の生き方、少し理解できる気がしました。「死の恐怖から逃れるために老いという現象があるのかも」とのご指摘も、そういえばそうかもと思いました。 日高敏隆氏は「老いと死は遺伝子のたくらみ」(2012.8)で、生も性も死も遺伝子のプログラムの一環と説きます。性行動は、自分の遺伝子を残すための遺伝子のたくらみ。親が教えなくても子どもは異性を意識する。個人差はあるけど、11歳位で初潮、射精、ヘアが生えはじめ、マスタベーションを覚える。遺伝子のしくんだプログラム。老いを真剣に考えはじめる年齢は44歳。45歳から59歳は中年。60歳、家庭を愛するようになる年。失うものが少なくなる70歳。71歳で人は自分の年を自慢しはじめる。76歳、欲しいものが少なくなっていることに気づく年。81歳、回想の年。なかなか興味深いです。そして、著者は次のように締めくくります。死はそれほど大げさなことではない。死も遺伝的プログラムの一環。死ねばすべては無である。死後の名声より楽しく生きる努力を!

Posted by ブクログ

2014/07/03

確か、ドーキンスの名前を知ったのも日高さんの本だった気がする。ミームという言葉は忘れてしまっていた。40代からのエピソードがたのしかった。人生一度しかないとわかっているのは人間だけだから、楽しく過ごしなさいということですかね?!

Posted by ブクログ

2013/02/07

老い・・・って、なかなか認めたくないよな、避けて通りたいよな言葉。だけど、遺伝子の“たくらみ”ってどういうことなんだろと思い、気になる日高敏隆さんの本を読んでみた。 日高敏隆さんは、イギリスの動物学者ドーキンスの著書「利己的な遺伝子」を翻訳して紹介、動物行動学の第一人者として...

老い・・・って、なかなか認めたくないよな、避けて通りたいよな言葉。だけど、遺伝子の“たくらみ”ってどういうことなんだろと思い、気になる日高敏隆さんの本を読んでみた。 日高敏隆さんは、イギリスの動物学者ドーキンスの著書「利己的な遺伝子」を翻訳して紹介、動物行動学の第一人者として研究を重ねた人。 『利己的な遺伝子』は、生物の個体の動向の大半は遺伝子の自己戦略にもとづいている。固体は、体内で遺伝子を生かして、子孫を送り出すだけのもので、目的達成のために遺伝子によって周到なプログラムが組まれていると説いたのが、リチャード・ドーキンス。機械論的だけど、ドラマ性を感じておもしろい。 人は、「生」は自分が知らぬまま、偶然に始まるけど、その後の発育(言葉、歩行など)、成長(恋愛)、老化、死は、プログラムされていて、どんなものを学習していくかはプログラムされ決まっている。人間の遺伝子プログラムは、誰も同じ、そう簡単には、変わるものではない。だからしゃべるようになり、歩くようになり、恋をするのと同じように老化し、死を迎える。ただ、プログラムは決まっていても、どのように演じるかは本人次第。 ちなみに、老いは、動物の中でも、人間ならではのもの。動物は、生涯現役なので、自然界の中では、身体が衰えた時は、敵、病気、寄生虫などによりほぼ同時に死が伴う。人間には“老い”はくる、それはプログラムされているから、でも、死は、プログラムされているけど、いつ、どのようにくるかという記述も指示もない。シナリオがない。 どう生きるか試されている、それが遺伝子の“たくらみ”っていうことか。 人間というプログラムをいきているうちに、どれだけ楽しく、感動し、ささやかでもいいから出来るだけ多くの満足感を得るか。老い・・のメリットは、人間長く生きると、人生とはどんなものか、世の中どんなものか、若い時にはわからなかったことも見えてくる、、と、日高さん。 どう生きるか自分で決めなさいってことかな。あんまりいろんなこと気にせずに、楽しく生きたいなぁ。

Posted by ブクログ

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