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続・氷点(下) 角川文庫

三浦綾子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/07/25
JAN 9784041003855

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商品レビュー

4.1

60件のお客様レビュー

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2024/03/17

かなりヤバイ性格の陽子ちゃんの実弟が他人の人生をダメにするまでに至り、陽子ちゃんが流氷を観ながら「原罪」や「許し」を「絶対的な存在」である「神」に啓示されるまでのお話。 最後は前面にキリスト教が押し出され、その点に関しては陽子ちゃんがそれで良いのならどうぞ…という感じ。 何に救...

かなりヤバイ性格の陽子ちゃんの実弟が他人の人生をダメにするまでに至り、陽子ちゃんが流氷を観ながら「原罪」や「許し」を「絶対的な存在」である「神」に啓示されるまでのお話。 最後は前面にキリスト教が押し出され、その点に関しては陽子ちゃんがそれで良いのならどうぞ…という感じ。 何に救いを見出すかは人それぞれなので…。 ただ、絶対的な「神」を信じること(「神」の存在を受け入れること)でこれまでの数々の苦悩が救われるというのは、ちょっと良い子ちゃん過ぎるお話かな。 人の心の安寧というのは、何かしら既に出来上がっているものに寄ったほうが楽であることは事実だと思う。 自由のなかで自己選択と自己責任の繰り返しで生きるよりかは指針があったほうが楽だからね。 キリスト教信者の著者が絶対的信仰に基づいて描いた人間模様と考えれば破綻もなく、飽きずに最後まで読める作品でした。 ただ、良くも悪くも人間の本質を考えるにあたっては「続」ではなく『氷点』のほうが良かったです。

Posted by ブクログ

2024/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

愛、そして赦すこととは?ということがテーマだったけど、わたしにとっても、難しいテーマです。陽子さんて、可哀想な運命の人だなと思いました。

Posted by ブクログ

2023/11/29

ひとまずは読了。 “赦す”がテーマなんだろうが、やはり思想感の違いか、おっちゃんには難しいテーマだった。 続の二冊は、前作より少し間が空いた後の作品らしい。ならば、おっちゃん的には無理して世に放たなくとも…と思えた。 登場人物それぞれに思うところや、スネに傷が…みたいな話は...

ひとまずは読了。 “赦す”がテーマなんだろうが、やはり思想感の違いか、おっちゃんには難しいテーマだった。 続の二冊は、前作より少し間が空いた後の作品らしい。ならば、おっちゃん的には無理して世に放たなくとも…と思えた。 登場人物それぞれに思うところや、スネに傷が…みたいな話は承知だが、…無理に理解しようとするとなると、一筋縄では理解し難い。 時代背景が重苦しい時代なのだから…ってのは、言い訳なのかな? 自分の喉元に刃が突きつけられているのに、他を守ったり…ってのは、おっちゃんには出来ない相談ですね…。 だからといって上官の思う通りにしたらば、それはそれで非難される…。 本当に激動の時代を生きてきた、見てきた人にしかわかり得ないお話だと思う。 たとえ物語と言えど、おっちゃん風情若輩者がとやかく言うことは、憚られる気がしてなりません。 そしてシュークリーム様、閲覧ありがとうございますm(_ _)m またXにてもネタを出してます。 乞うご期待!w

Posted by ブクログ

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