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湿地

アーナルデュルインドリダソン【著】, 柳沢由実子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2012/06/12
JAN 9784488013431

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商品レビュー

3.7

101件のお客様レビュー

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2024/03/02

ひまわりめろんさんのレビュー見て、おもしろそうなシリーズものだなーと思って借りてみました。 北欧はアイスランドを舞台にしたミステリー。 世界40ヵ国で紹介され、シリーズ全体で700万部突破! ガラスの鍵賞を2年連続受賞。 CWAゴールドダガー賞受賞。 だそう。 なんかこうい...

ひまわりめろんさんのレビュー見て、おもしろそうなシリーズものだなーと思って借りてみました。 北欧はアイスランドを舞台にしたミステリー。 世界40ヵ国で紹介され、シリーズ全体で700万部突破! ガラスの鍵賞を2年連続受賞。 CWAゴールドダガー賞受賞。 だそう。 なんかこういうの書いてると前フリみたいで嫌なんだけど(笑) う~ん。普通のミステリー(笑) ★2か3か迷ったけど、魅力はそこそこだが特に瑕疵もなかったということで★3。 ガラスの灰皿で殴られて殺された老人が見つかって、よくある強盗とかの普通の殺人とか思いきや、へんなメッセージの紙切れがあって。そこからどんどん奥が深くなっていきます。 読みやすいし、展開も早いし、300ページくらいだから楽なんだけど。 ストーリーはともかくとして、キャラクターがちょっと弱いんだよなー。 主人公の捜査官は特にこれといった特徴もないし、一緒に捜査する2人なんてもっと特徴らしきものがない。 主人公は離婚しているおっさんだが、転がり込んできた娘が実はヤク中で、その娘になぜか事件の経緯を説明してるのが意味わからんかったな。殺人事件の経緯なんて、そんなこと家族に話しちゃいかんだろ。 訳者あとがきで、訳者がアイスランドを訪れた話がおもしろかった。 作品の中でも雨の場面が多かったが、アイスランドはとにかく天気が良く変わるらしい。 編集者によると一日で5つの天気を経験することも良くあるとか。 そのぶん太陽への憧れはとても強いらしくて、一年にわずかしかない一日中快晴の日には、商店や会社は「本日快晴につき休業」と張り出して、太陽に顔を向けて外に座っているのだそうだ。ホンマかいな。 おもしろい。 一日快晴が珍しくて休みになるなんて。 まあ、でも外で仕事なんかしてると天気が良いってのが何よりありがたいのはわかる。 でも、そんなに天気が悪い国なんて住みたくないなー。 住む予定もないけど。 逆に向こうからしたら日本なんてしょっちゅう地震が起きるから恐くて住みたくないって言うかもだがな(笑) このシリーズは、残念だがもういいかな。 表紙はいい雰囲気で好きなんだけど。

Posted by ブクログ

2023/04/21

北欧ミステリ独特の寒そうで陰鬱な感じが好きでいくつか読んだが、アイスランド作品は初めて。ヴァイキングか歌手のビョークぐらいしか知らなかったが、人口僅か32万人で治安の良さは世界トップクラス、あとがきによれば苗字という概念はなく皆ファーストネームのみを使い、外からの影響が少ない単一...

北欧ミステリ独特の寒そうで陰鬱な感じが好きでいくつか読んだが、アイスランド作品は初めて。ヴァイキングか歌手のビョークぐらいしか知らなかったが、人口僅か32万人で治安の良さは世界トップクラス、あとがきによれば苗字という概念はなく皆ファーストネームのみを使い、外からの影響が少ない単一民族なので遺伝子研究に最適、と本土の北欧諸国と違う文化風土に驚いた。殺人者も刑事もそれぞれが親子の「血の繋がり」を巡る重く哀しい苦悩を抱える様は、アイスランド犯罪小説らしさであると同時に、日本人にも共感できる部分が多いと思った。

Posted by ブクログ

2022/10/16

レイキャビク2001年、男が自室アパートで殺されて発見。70才前後、血が流れたそばにはガラスの灰皿が落ちていた。調べが進むうち、殺された男ホルベルクのおぞましき過去が露わになる。現場に残された紙片にあった「あいつ は ・・」という言葉、この言葉こそこの犯罪の要なのだが、あまりにも...

レイキャビク2001年、男が自室アパートで殺されて発見。70才前後、血が流れたそばにはガラスの灰皿が落ちていた。調べが進むうち、殺された男ホルベルクのおぞましき過去が露わになる。現場に残された紙片にあった「あいつ は ・・」という言葉、この言葉こそこの犯罪の要なのだが、あまりにも悲しすぎる。 刑事たちは30年前の男の過去を調べる。人口30万人のアイスランドだからできるのか、その遺伝子情報データが一か所にそろっているのだ。ここで露わになる事実には目を背けたい。しかし、執拗な描写は、巻末の著者の弁によれば、「私は女性に対する暴力の正体を男たちに知らせたい」のだという。そして「犯罪小説は、”人間の条件(human condition)を描く文学、すなわち、ある人物が自分や周りの人々の人生を良くしようとしてしたこと、ないしはしなかったことを描く文学であり、常に自作ではそれを心がけている」のだという。 あまり情報の入らないレイキャビクやアイスランドの暮らしがちょいちょいと描かれる。最初にレイキャビクの市街地図が載っていて、殺されたのはノルデュルミリという地区で「北の湿地」という意味。広そうなレイキャビク美術館に接していて、少し行くと絶景建築写真集などで見た、「ハルグリムス教会」などもある。 調査で分かったこととして語られるのは、ノルデュルミリに半地下のあるアパート群があり、そこの建物は戦時中と戦後にたてられた。アイスランドは独立し、通りの名前はアイスランドの英雄伝説(サーガ)からつけられた。この街には貧富、あらゆる種類の人間が集まり、湿地には金のない人が住んだ。建物の所有者が地下に下働きの者を住まわせ、それがアパートになった。 訳者あとがき アイスランドは874年にノルウェー人バイキングが乗りこんで、それまで無人島だった島にスコットランドとアイルランドのケルト人とともに定住。世界最古の議会アイシンクも設けられたが13世紀以降ノルウェーとデンマークの.支配下に置かれる。19世紀に独立運動が起き、1874年にアイスランド自治法が制定されたが、その後もデンマークの支配下に置かれ、1944年に共和国として完全独立を果たす。国土は北海道と四国を合わせたくらい。人口32万。 アイスランド語はアイスランドの人口32万人のみが使っている言語で、訳者はスウェーデン語に訳されたものから日本語にしている。共に古ノルド語を土台としていて言葉のニュアンスや雰囲気が近い。またファーストネームが正称で、姓のほうは一般に使われない。 レイキャビク警察犯罪捜査官のエーレンデュルの元、配下のエーリンボルク、シグルデュル=オーリが捜査に当たる。エーリンボルクは女性。う~ん、発音しづらくて覚えずらい・・ ☆早川海外ミステリハンドブック2015:北欧ミステリ 2000年発表 2012.6.15初版 図書館

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